日本投資機構 公式ブログ

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日本投資機構株式会社 アナリスト江口と「材料・決算期待銘柄の選定基準」について考える  

こんにちわ。

日本投資機構株式会社、アナリストの江口です。

前回までの記事はこちらになります。↓↓↓↓↓

 


本日のお題は「材料・決算期待銘柄の選定基準」について話をしていきたいと思います。

「材料・決算期待銘柄」

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と聞いて何を連想しますか?

IR
上方修正
自社株買い
サプライズ決算
M&A

企業のプラスイメージとなる報告を連想するかと思います。

しかし材料や決算の発表っていざ見てもそれが市場にどのような影響があるのか?とかなかなかわからないですよね?

例えば

【****】******

【決算内容】

18年12月期の連結経常利益は前の期比5.9倍の752億伸び、19年12月期も前期比31.6%増の990億円に拡大。
2期連続で過去最高益を更新する見通し。
3期連続増収、増益。
今期の年間配当は前期比24円増の48円に大幅増配
4Qの連結経常利益は前年同期比5.5倍の224億円に急拡大。
売上営業利益率は前年同期の11.3%→30.7%に急上昇。

 

ものすごくよい決算発表に見えませんか?

事実決算内容は企業として素晴らしいものです。

投資家へ対する配慮もされてますよね。

 

しかし

 

その後株価は上昇!ではなく

下降し軟調しています。

PER(1株当たりの純利益)が5倍付近と割安感もあります。平均15倍と言われるPERが5倍です。

データだけ見れば「買い」一択となるはずです。

しかし、市場では過熱感が冷め、下降しました。

なぜでしょうか?

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ここはチャートや決算内容だけではわかりません。

企業データを参照する必要があります。

もっともわかりやすいのは

 

時価総額

 

を見てみることです。

この企業は時価総額が約3,500億円。

時価総額3,000億円以上の企業は国内全市場の約10%です。

上場企業の中でもかなりの企業という位置づけになりますね。

 

大きな規模の企業になればなるほど、材料や決算内容はシビアになってきます。

これほどの企業になってくると、数多くの投資家がこの企業株を保有しており、企業の成長性や未来を熟知されています。


故に、決算結果や今後の業績なども織り込まれているのです。

 

熟知している投資家はこの程度の決算では満足できなかったという結果です。

 

しかし、当然悪い決算ではなく今後も期待できる企業である事から、そこまでの売り圧力(失望売り)とはならず、継続保有が続出したことで軟調したのだと分析できます。直近の売りが出て下降してしまったのは短期筋の利益確定売りが過熱したものとみています。

 

では、これが時価総額350億円の企業の決算だった場合はどうでしょうか。

 

【決算内容※例】
18年12月期の連結経常利益は前の期比5.9倍の75億伸び、19年12月期も前期比31.6%増の99億円に拡大。
2期連続で過去最高益を更新する見通し。
3期連続増収、増益。
今期の年間配当は前期比2.4円増の4.8円に大幅増配
4Qの連結経常利益は前年同期比5.5倍の22億円に急拡大。
売上営業利益率は前年同期の11.3%→30.7%に急上昇。
PER5倍
PBR1.5倍

 

これはサプライズ決算となって前者とは打って変わって大きな上昇が期待できます。

これは、この企業を熟知している投資家が少ない事はもとより、発展途上である企業がしっかりと大きな結果を残した。

 

これは将来が楽しみだ!

 

急成長している株が現在も割安水準

 

誰もが安く買って高く売りたい。

 

そして急成長する企業は、その後に材料も出やすい傾向もあることから更なる上昇期待という投資家心理が生まれ、企業の本質的価値を上回って上昇する可能性があります。

瞬間的なバブルが発生しやすい状況ですね。

こういった投資家心理がマックスまで加熱することで、「テンバガー」という銘柄が年に数銘柄必ずといってよいほど出てまいります。

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テンバガー以上になる銘柄の特徴として

時価総額300億円以下で低位株であることがほとんどです。

心理としては当然ですよね?

 

200円の株が2,000円に成長することは容易に考えられても

5,000円の株が50,000円に成長するとは容易に考えられないものです。

 

つまり

 

時価総額の大きな企業銘柄は、通常で称賛されるような内容の材料や決算では急騰のトリガーにはならない!という事なんですね。

 

すなわち先ほどの例でいえば

時価総額3,500億円の企業の決算は350億円企業の10倍に値する決算内容や材料でないと同等の市場評価は得られないとおおよそ考えて良いのです。

 

大企業だからといって「決算が良くても伸びない」といってるわけではありません。

「急騰は難しい」と言うことです。

 

好決算=業績も伸びてきていることがほとんどですので今後の成長に期待できます。長期目線で見ればじわじわと右肩上がりになる企業の可能性が高まります。

 

短期目線、長期目線で選定する銘柄も変われば、時価総額の大きさで決算や材料の投資家・市場評価をおおよそはかり知ることが出来ます。

 

ひとつのヒントとして今後の材料発表後、決算発表後の銘柄選定のお役に立てればと思います。

 

ファンダメンタル分析が好きな私、江口はこういった決算や材料分析等も行っておりますので今回興味をもって頂いた方いらしゃいましたらこちらからご連絡ください。

 

本当はとっておきの選定判断となる簡単な方法があるのですが、ちょっと一般公開は出来ませんのでごめんなさい。

とっておきも興味ありましたら、こちらからご登録いただきご連絡くださいませ!

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日本投資機構株式会社「簡単銘柄選定方法」

 

次回は「一目でわかる売り時、買い時」のお話をします。

ご期待ください!

 

 

日本投資機構株式会社 アナリスト江口と「ポートフォリオ」について考える

こんにちわ。

日本投資機構株式会社、アナリストの江口です。

前回までの記事はこちらになります。↓↓↓↓↓

  

 

本日のお題は「ポートフォリオ」について話をしていきたいと思います。

ポートフォリオとは?

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複数の書類をひとまとめに持ち運べるケースの様なものです。

 

「書類全体をひとつの物として扱うという意味」

 

主に「金融・投資系」「教育系」「クリエイター系」それぞれ慣用的に異なる意味を持つ言葉として定着しています。

当然、私が本日考えていくのは

「金融・投資系ポートフォリオ」に関して。

 

現金
預金
株式
債券
不動産

 

投資家が保有している金融商品の一覧、またその組み合わせの内容(株式の銘柄などまで具体的に)をリスク管理するために作成するものです。

 

アセットアロケーション(資産分配)を書類(データ)としてまとめたものがポートフォリオになります。

 

また「安全資産と危険資産の最適保有率」もポートフォリオになります。

 

頭の中でリスクヘッジをして、実行していたとしても、目に見える形でデータとして残しておくことでさらにリスク管理を徹底することが可能となります。

 

今までに何度もこのリスクに関して考えてきましたが、投資においてリスクをないがしろに出来ない事から、常にリスクを念頭においた取り組みが必要になります。

 

ポートフォリオを見れば、どんな金融商品をどれだけ保有しているか、保有資産の分散の仕方やリスクに対してどのようなヘッジ(分散による対策)をしているのかを見ることが出来ます。

 

一般的にポートフォリオは“バランスの取れた資産配分”が良いとされています。

 

これがどういう事かというと

 

特定の似通った金融商品に偏った資産配分になってしまわないように気をつけましょうという事ですね。

 

株式と債券や投信等で分散を行っている方もいれば

株式だけでポートフォリオを組む方もいます。

 

この株式だけのパターンで今回は考えていきましょう。
資金は1,000万円で考えます。

 


どちらのバランスが良いとされるでしょうか?

 



5つの半導体関連株
にそれぞれ200万円ずつ分散投資



内需メリット株
外需メリット株
円高メリット株
円安メリット株
次世代テーマ株
にそれぞれ200万円ずつ分散投資

 

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当然②ですよね。


バランスという点で優れています。

異なった正反対のテーマにそれぞれ投資することでリスクを軽減し、メリットを伸ばすことも出来るでしょう。

 

①は半導体スーパーサイクルなど、一時非常に盛り上がった時期にもし、もっていれば大きな利益を出すことが出来たかもしれませんが、2018年後半の時の様な、半導体バブルがはじけた場合にもってしまっていたら、悲惨な結果となったかもしれません。


こんな極端なポートフォリオなんて組まないよ!!

 

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そうおっしゃる方がいらっしゃるかもしれません。


しかし


実際に


私のお客様の中にはたくさんいらっしゃるのです。


持ってる塩漬け銘柄20銘柄のうち15銘柄が半導体関連。残り5銘柄がIot関連銘柄だったり。

 

5銘柄保有のうち全てが銀行系銘柄だったり

 

1銘柄だけに全力投資してしまっていたり


複数の銘柄を保有される方のほとんどが目を配ることが出来ず、


「気づいたらポートフォリオが偏ってしまっていた」

ということが多いのです。

 

気を付けていただきたいのはこの

 

“気づいたら偏っていた”

 

という事です。


しっかりポートフォリオを組んで管理していればこの様な事はまずありません。


資産を守るために、こういった少しの手間をめんどくさがらずに行う事で、大きな成果を得ることも十分に可能です。


ほんの少しの“もう一段階”考えた投資を行うだけでおのずと結果は変わってくるでしょう。


弊社ではお客様の「ポートフォリオ診断」も行っています。


偏ったポートフォリオになってしまっていないか今一度確認してみましょう。


同じテーマや同じセクターの銘柄ばかりに偏っていた場合はハイリスクハイリターンな投資、すなわち『戦略なく危険でしかない投資』になってしまっている可能性があります。

 

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あなたがお持ちの金融商品

 

バランスはとれていますか?

 


次回は意外と知らない

「決算期待銘柄の選定基準」についてかきます。

 

かなり秘匿性も高い内容ですのですべてを書き示すことが出来ませんが、今後の投資や銘柄先選定のヒントになれるようにと思っています。

 

日本投資機構株式会社

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