東京市場寄付き『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■4月11日 本日の見出し
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企業決算への期待感から前日の米主要3指数は上昇。
一段の上昇には材料不足で、当面は決算発表待ちか。
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■本日の日本株見通し
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前日の米国株市場では
今週から本格化しつつある主要企業決算が
「思ったより悪くないのではないか」という見方が浮上し、
主要3指数が上昇しています。
日本も本日大引け後に
【6506】安川電機の決算発表を控えており、
中国景気の持ち直しがどの程度かを
判断する材料として注目が集まります。
市場予想を上回る内容となれば、
関連銘柄が買い戻されるきっかけとなるでしょう。
また、欧州連合（EU）は11日、
英国の離脱期限の再延長で合意しました。
離脱期限は10月31日で進捗状況を6月に再確認、
英国に対しては再延長に伴い、
厳しい条件を課す方向で調整している模様ですが、
「合意なき離脱」に至るとの懸念が後退し、
経済的な混乱は避けられるとして好材料でしょう。
同じく欧州ではドラギ総裁が会見を行いましたが、
欧州中央銀行（ECB）は金融政策を維持した上で、
5週間前に導入計画を発表した
新たな長期リファイナンスオペについての詳細は発表していません。
どの程度の景気刺激が必要かの判断を
6月まで先送りする見込みですが、
景気減速への対応強化が必要となった場合は、
市中銀行への長期資金供給プログラムとマイナス金利政策の調整が、
最初の防衛策になることを示唆しています。
景気減速に対して各国が緩和的な政策で綱引きをしている状況ですが、
米中貿易摩擦や、英国の欧州連合（EU）離脱などへの懸念は後退しているため
日本市場でも下支えの強い展開が続いてくれそうです。
ただ米中の決算発表本格化を前に、
決算内容を見極めたいとの様子見ムードもあり、
大きく上値は追いにくいとして本日の相場を見ていきます。
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■前日の海外概況
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『NYダウ工業30種平均』
10日の米株式市場でダウ工業株30種平均は
前日比6ドル58セント高の2万6,157ドル16セントと小幅反発。
前日夕にジーンズ大手リーバイ・ストラウスが
発表した決算が黒字に転換、
デルタ航空も四半期決算が市場予想を上回りました。
今週から本格化する米主要企業の1～3月期決算は
11四半期ぶりに減益になる見通しですが、
市場予想から上振れするとの見方も浮上しています。
午後に米連邦準備理事会（FRB）が公表した
3月の米連邦公開市場委員会（FOMC）議事要旨では、
金融政策の柔軟性を維持する必要性を示しながらも、
年内の利上げ予想を中央値でゼロに。
「フェデラルファンド（FF）金利誘導目標の適切なレンジに対する見解は、
今後のデータや他の動向に基づいて
どちらの方向にも変わり得るとの考えを幾人かの参加者が示した」と記されており
利下げの可能性にも期待していた市場にとっては
やや物足りない内容となっています。
ただ3月の米消費者物価指数（CPI）は前月比0.4％上昇と市場予想に一致し、
FRBが金利に対して辛抱強くいられる内容と見られたため
低金利環境が続くとして、安心材料となりました。
来週以降に発表される主要ハイテク株の決算への期待も高まり
ナスダック総合株価指数も反発しています。
『為替』
10日のニューヨーク外国為替市場で
円相場は1ドル=110円95銭～111円05銭と円高に傾倒。
3月の米消費者物価指数（CPI）が市場予想を下回り
インフレ圧力の鈍さを示したことから、
米連邦準備理事会（FRB）が様子見姿勢を続けるとの見方を誘い
米長期金利が低下、円買いが優勢となりました。
10日のシカゴ日経平均先物6月物は、前日比30円高の2万1,635円と小幅はんぱつ。
米国で低金利が続くとの観測が広がり、米株とともに買われました。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ：26,157.16ドル (+6.58)
・ナスダック：7,964.244 (+54.969)
・S&P500：2,888.21 (+10.01)
・為替 ドル円：110.92-110.93円 （-0.26)
『国内』
・日経平均株価：21,687.57円 (-115.02円)
・TOPIX：1,607.66（-11.10)
・日経ジャスダック平均株価：3,454.29円 (+0.17円)
・東証マザーズ指数：940.29 （+5.86)
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■本日のイベント
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『国内』
3月マネーストック（8:50）
3月都心オフィス空室率（11:00）
『海外』
中国3月消費者物価指数（10:30）
中国3月生産者物価指数（10:30）
米3月生産者物価指数（21:30）
G20財務大臣・中央銀行総裁会議（～4/12 ワシントン）
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■決算発表
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ファーストリテイ、安川電、ローソン、
日本国土、コシダカＨＤ、ビックカメラ、
ＳＨＩＦＴ、創通、チームスピリト、
島忠、ライフコーポ、松屋、歌舞伎、
乃村工、ＣＳＰ、吉野家ＨＤ、アークス
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■株式2.0参加者へワンポイント！
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おはようございます、アナリストの石塚です。
前日の米国株が持ち直したことで
落ち着いた相場展開が続きそうです。
相場全体が小動きとなる中で
好決算など個別の好材料を発表した銘柄には
注目したいところ。
それで本日も頑張っていきましょう！
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