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11月4日(水)米FOMCを無事に通過し、安心感から買いが優勢に。

 

東京市場寄付き

FOMCを無事に通過し、安心感から買いが優勢に。
今後の注目点は利上げ、インフレに。

■本日の日本株概況

おはようございます、Kanonです。

FOMCは市場の想定通りに波乱なく通過。

テーパリング開始を無事に織り込んだことから、
目先は落ち着いた相場展開が続きそうです。

金融緩和が縮小に向かい、景気も好調な局面では、
割高感が限定的な中小型株に幅広く買いが向かいやすくなるため、
目先は、落ち着いた相場展開のなかで、
好業績銘柄を中心に循環物色が進む期待ができるでしょう。

また、今後の米金融政策の焦点は、
来年中に利上げを始めるかどうかに移ると見られ、
インフレ率の推移を見極める局面に移行すると見られます。

そうしたなかで、今月発表される経済指標は、
米国で港での輸入品の荷下ろしが追いつかずに
物流の滞りが深刻であった期間のものとなりますので、
インフレ指標が市場予想を上回ることで、
株式市場で短期的なショック売りが起こる可能性は考慮すべきです。

ただ、クリスマス商戦を前にしての輸入はピークが10月。

今後は、徐々に物流の滞りも解消していくと見られますので、
経済指標発表を受けたショック売りがあれば、チャンスと捉えていきたいです。

■前日の海外概況

『NYダウ平均』

3日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は、
前日比104ドル95セント高の3万6,157ドル58セントと続伸。

米連邦準備理事会(FRB)が3日の米FOMC
11月からテーパリングを開始すると決定しましたが、
テーパリング開始は既に市場に織り込み済みであったため、
株式市場は買いで反応しています。

また、パウエル議長が
「今は利上げする時ではない」と繰り返したことで
22年中にも始まると見られていた利上げについて
警戒感が後退したことも支えとなりました。

ナスダック総合指数も8日連続で続伸しています。

『為替』

3日のNY外国為替市場で円相場は1ドル=113円95銭~114円05銭と円安に傾倒。

FOMCの結果公表を受けて、米長期金利が上昇し、
日米金利差が拡大するとの観測から円売りが優勢となりました。

日経平均先物

3日のシカゴ日経平均先物12月物は、前日比200円高の2万9,705円と反発。

FOMCで市場予想通りに11月のテーパリング開始が決定したものの、
利上げには慎重な姿勢が示されたことで、日経平均先物にも買いが優勢です。

 

 

■本日の予定

『国内』

10年物価連動国債入札

『海外』

英国金融政策発表
米9月貿易収支(21:30)
OPECプラス会合

 

 

■本日の決算発表

トヨタソフトバンク任天堂富士フイルムテルモオリックス、味の素、
郵船、コナミHD、ベネ・ワン、リコー、シャープ、SUMCO、京王、
三菱自、川崎船、ニコン、日油、東急不HD、ヤマダHD、レノバ
ルフレッサHD、ネットワン、東海カ、ピジョン、フジHD、ケーズHD、
富士急、長瀬産、寿スピリッツ、相鉄HD、TSテック、科研薬、古河電、
UACJ、武蔵精密、BASE、スカパーJ、JCU、イリソ電子、アルペン
タカラスタン、日管財、KHネオケム、ゼリア新薬、ジャックス、インソース、日曹達

 

 

■主要指数

『海外』

・NYダウ:36,157.58(+104.95)

・ナスダック:15,811.584(+161.981)

・S&P500:4,660.57(+29.92)

・為替:114.03-114.04(+0.38)

『国内』

日経平均株価:29,520.90(-126.18)

TOPIX:2,031.67(-13.05)

・日経ジャスダック平均株価:4,003.02(+4.27円)
 
東証マザーズ指数:1,138.58(+7.49)

 

 

■本日の注目銘柄

・【6652】IDEC

今期経常を48%上方修正・4期ぶり最高益、配当も30円増額。

※こちらはアナリスト注目の銘柄で
推奨ではありません。