10月20日(水)コスト高の企業業績への影響を懸念して上値の重い展開に。
■東京市場大引け
米国株高を受けて買いが先行も、
コスト高の企業業績への影響を懸念して上値の重い展開に。
■本日の日本株概況
『国内』
本日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比40円03銭高の2万9,255円55銭と続伸。
米国株式市場で主要3指数が上昇した流れを引き継ぎ
朝方から買いが先行する展開となりました。
ただ、企業決算の本格化を前に手控えムードが強まったことや
米国株価指数先物が弱含む動きとなったことから、
上げ幅を縮小して終了しています。
日経ジャスダック平均株価、東証マザーズ指数も上昇して終了。
『海外』
20日午前の中国・上海株式相場は小幅に続伸。
短期的な過熱感から持ち高調整の売りが先行したものの
中国当局による景気浮揚策への期待感は根強く
持ち直す動きとなっています。
『為替』
20日14時時点の東京外国為替市場で
円相場は1ドル=114円53~54銭近辺と円安に傾倒。
米長期金利が上昇基調となったことで、
日米の金利差拡大を意識しての円売りが優勢となりました。
■明日の相場見通し
Kanonです。本日もお疲れさまでした。
本日の日本株市場では、
ここ数日の戻りをけん引してきた
主力のハイテク株などに利確売りが見られ、
その分、経済活動再開に絡んだ銘柄への
資金シフトが鮮明となりました。
米長期金利や原油価格が上昇基調となり、
米国株価指数先物が弱含んだことも
こうした動きを加速させた模様です。
中国恒大集団が傘下の不動産管理会社や
香港のオフィスビルといった主要資産の売却交渉で
難航していると伝わっており、
ドル建て債の利払いの猶予期間が終わる
10月23日ごろにデフォルトが確定する可能性が
意識されていることから、週末にかけては、
利益を確定する売りが強まりやすいと分析。
明日、明後日と弱含む場面があればチャンスとして
下値での買いを狙っていきたいです。
■明日の予定
『海外』
米9月中古住宅販売(23:00)
■主要指数
『海外』
・NYダウ:35,457.31(+198.70)
・ナスダック:15,129.090(+107.281)
・S&P500:4,519.63(+33.15)
・為替:114.51-114.52(+0.51)
『国内』
・日経平均株価:29,255.55(+40.03)
・TOPIX:2,027.67(+1.10)
・日経ジャスダック平均株価:4,021.04(-12.35円)
・東証マザーズ指数:1,140.11(-1.29)