10月18日(月)中国景気減速の影響を意識した売りが優勢に。
■東京市場大引け
中国景気減速の影響を意識した売りが優勢に。
資源、エネルギー関連株には物色も。
■本日の日本株概況
『国内』
本日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比43円17銭安の2万9,025円46銭と小幅に反落。
朝方は買いが先行したものの
上値では利益を確定する売りが波及。
中国景気の減速が意識されたこともあって、
マイナス圏に落ち込んで終了しています。
ただ、資源高や電力不足を意識して
エネルギー関連株などに買いが向いたほか、
衆議院、解散総選挙を前に期待感も続き、
下げ幅は限定的となりました。
素材・エネルギー関連を中心に買いが入り、
日経ジャスダック平均株価は小幅に続伸も、
東証マザーズ指数も反落して終了しています。
『海外』
18日午前の中国・上海株式相場は反落。
同日発表の主要経済統計で、
電力不足や資源高などを背景として
中国景気の減速が一段と鮮明になったと見た
海外勢の売りが優勢となりました。
『為替』
18日14時時点の東京外国為替市場で
円相場は1ドル=114円33~34銭近辺と円安に傾倒。
米長期金利の上昇による日米金利差の拡大によって
円売りが優勢となりました。
■明日の相場見通し
明日もお疲れさまでした。
本日のTOPIXのチャートを見ますと、
25日移動平均線を上値抵抗線として
跳ね返されるような形となっています。
足元で発表されている企業決算が好調であるため、
過度な懸念は必要ないと見ていますが、
エネルギー価格の上昇が引き続き重荷。
再生エネルギーへのシフトが
急速に起きていることも要因で、
冬に向けて懸念感は続くと見られます。
しばらくは企業決算を材料に
個別での買いが向きやすい銘柄を中心に
レンジ相場を想定して、
下値を狙っての売買を進めていきたいです。
■明日の予定
『国内』
衆議院選挙公示
20年国債入札
『海外』
米9月住宅着工件数(21:30)
■主要指数
『海外』
・NYダウ:35,294.76(+382.20)
・ナスダック:14,897.340(+73.911)
・S&P500:4,471.37(+33.11)
・為替:114.32-114.34(+0.23)
『国内』
・日経平均株価:29,068.63(-43.17)
・TOPIX:2,019.23(-4.70)
・日経ジャスダック平均株価:4,013.21(+11.35円)
・東証マザーズ指数:1,116.15(-10.12)