8月30日(月)買い先行も、戻り売りを警戒し伸び悩む展開に。
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■8月30日 本日の見出し
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ジャクソンホールの無風通過を好感して買い先行も、
2万8,000円近辺での戻り売りを警戒し伸び悩む展開に。
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■本日の相場概況
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『国内』
本日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比148円15銭高の2万7,789円29銭と反発。
前週末の米主要3指数の上昇を受けて
幅広い銘柄に買いが先行する展開となりました。
ただ、週内に重要経済指標の発表を複数控えるほか、
新型コロナウイルスの新規感染者数が高水準で推移するなか、
2万8,000円での戻り売りの重さが意識され、
一時はマイナス圏に接近する場面も。
無事ジャクソンホール会議を通過した安心感から
個人投資家の物色意欲が強まったことで、
日経ジャスダック平均株価、東証マザーズ指数も反発。
『海外』
30日午前の中国・上海株式市場で、上海総合指数は続伸。
好業績銘柄に資金が向かったほか、
中国当局の景気対策への期待感も相場の支えとなりました。
『為替』
30日14時時点の東京外国為替市場で
円相場は1ドル=109円74~75銭近辺と円高に傾倒。
米FRBによる金融政策の早期引き締め観測が後退したことで、
米長期金利が低下し、日米金利差の縮小を見込んでの
円買いが優勢となっています。
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■明日の日本株見通し
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今週は明日午前10時に中国8月製造業・非製造業PMI、
1日(木)23時に米8月ISM製造業景気指数、
3日(金)21時半に米8月雇用統計など
主要な経済指標の発表が続きます。
パウエルFRB議長による市場との丁寧な対話によって
テーパリングを波乱なく織り込んだ株式市場ですが、
米国株式市場では過熱感も意識されている状況。
中小型株への物色意欲が強まった本日の市場でも
日経平均株価が2万8,000円に届くことはなく、
急速に伸び悩む推移となっていますので、
経済指標の内容によっては
利食い売りが強まる可能性に注意が必要でしょう。
直近活況となっている個別株を中心として
丁寧に下値を狙っての投資を行っていきたいです。
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■明日の予定
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『国内』
7月失業率(8:30)
7月有効求人倍率(8:30)
7月鉱工業生産(8:50)
2年国債入札
『海外』
中国8月製造業PMI(10:00)
中国8月非製造業PMI(10:00)
米6月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(22:00)
米8月消費者信頼感指数(23:00)
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:35,455.80(+242.68)
・ナスダック:15,129.501(+183.694)
・S&P500:4,509.37(+39.37)
・為替:109.75-109.76(-0.35)
『国内』
・日経平均株価:27,789.29(+149.15)
・TOPIX:1,950.14(+21.37)
・日経ジャスダック平均株価:3,964.11(+32.14円)
・東証マザーズ指数:1,114.63(+22.11)