8月27日(金)ジャクソンホール会合を前に持ち高整理の売り優勢。
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■8月27日 本日の見出し
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ジャクソンホール会合を前に持ち高整理の売り優勢。
2万7,500円割れの水準では買い意欲が強まる。
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■本日の相場概況
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『国内』
本日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比101円15銭安の2万7,641円13銭と反落。
前日の米国株市場の下落を受けて
一時250円を超える水準まで下げ幅を拡大したものの、
2万7,000円台前半での押し目買い意欲は強く、
買戻しが入り、下げ渋る動きとなりました。
新興市場でも週末を前に利益を確定する売りが優勢となり、
日経ジャスダック平均株価、東証マザーズ指数は反落しています。
『海外』
27日午前の中国・上海株式市場で、上海総合指数は反落。
ここのところ冴えない動きが目立っていた
金融株に押し目買いが入り、指数を押し上げる要因となっています。
『為替』
27日14時時点の東京外国為替市場で
円相場は1ドル=109円97~98銭近辺と円高に傾倒。
アフガニスタンの首都カブールで自爆テロが発生し、
地勢学リスクが意識されたことや、
日経平均株価が軟調に推移したことで
円には買いが優勢となりました。
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■来週の日本株見通し
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先週末の米国株価指数が堅調に推移したことや、
国内の新型コロナウイルス新規感染者数の増加が一服したことを受けて、
今週は月曜日から買戻しが優勢に。
経済活動再開に絡んだ銘柄にも買いが向いたほか、
東証マザーズ指数が1,000ポイントを下値目途として
切り返す動きを継続したことも投資家心理を明るくし、
堅調な相場展開となりました。
ただ、2万8,000円近辺での戻り売りの重さは
強く意識されている模様。
同価格帯に近づいた場面では伸び悩む推移も目立ち、
27日にはジャクソンホール会合を前に持ち高整理の売りが波及しています。
2万7,000円台前半での買い意欲の強さは週初めに確認済みであったことから、
下げ幅を拡大する展開にはなっておりませんが、
景気の強い回復局面が一服し、
米FRBによるテーパリング開始も意識されるなかで、
来週も下値での乱高下が続く可能性が高いでしょう。
米主要経済指標の発表も控えるなかで、
2万7,500円近辺での底固めを行うような
展開になりやすいとして来週の相場を見ていきましょう。
同価格値での底堅さが確認できれば、
9月にかけて上昇基調に戻していく期待も高いため
下値での買いを狙っていきたいです。
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■月曜日の予定
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『国内』
7月商業動態統計(8:50)
『海外』
米7月NAR仮契約住宅販売指数 (23:00)
休場:英国
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:35,213.12(-192.38)
・ナスダック:14,945.807(-96.052)
・S&P500:4,470.00(-26.19)
・為替:109.99-110.00(-0.17)
『国内』
・日経平均株価:27,641.14(-101.15)
・TOPIX:1,928.77(-6.58)
・日経ジャスダック平均株価:3,931.97(+2.37円)
・東証マザーズ指数:1,092.52(-3.18)