8月20日(金)景気や企業業績の回復鈍化を懸念して上値の重い展開に。
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■8月20日 本日の見出し
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一部のグトース株には値ごろ感を好感した買いが優勢も
景気や企業業績の回復鈍化を懸念して上値の重い展開に。
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■本日の日本株概況
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おはようございます、Kanonです。
昨夜の米国株市場では、
NYダウ平均は下落したものの
ナスダック指数が値ごろ感から買われて終了。
テーパリング懸念というよりも
新型コロナウイルスデルタ型の感染拡大によって
消費が落ち込むほか、供給網が滞れることで、
企業のコストが増加し、業績の重荷になるといった
景気への懸念が相場の重荷となっている模様です。
昨日、午後の取引時間中に、トヨタ自動車が、
東南アジアでの新型コロナウイルスの感染拡大が響き、
部品調達が停滞することを要因として、
9月の世界生産を計画比で
4割減らすと発表したことも象徴的でしょう。
日経平均先物は昨夜に2万7,000円の底堅さを確認済で
ナスダック指数の上昇を受けて
一部のグロース株に買いが入ることも想定されるため
一方的に崩れるような相場展開にはなりにくいと見てますが、
本日は警戒ムードの強まるなかで、
週末を控え、上値の重い展開が想定されるでしょう。
引き続き下値での買いを狙っていきましょう。
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■前日の海外概況
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『NYダウ平均』
19日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は、
前日比66ドル57セント安の3万4,894ドル12セントと続落。
米FRBのテーパリングが景気を冷やしかねないといった
警戒感から売りが優勢となりました。
ゴールドマン・サックスが18日夕に配布したリポートで、
2021年7~9月期の米国の実質国内総生産(GDP)の伸び率を
従来の9%から5.5%に引き下げたことも重荷に。
ただ、ハイテク株の一角には値ごろ感を好感した買いが入り、
ナスダック総合指数は反発して終了。
『為替』
19日のNY外国為替市場で円相場は1ドル=109円70~80銭と横ばいで推移。
リスクオフ通貨としての円買いと、
流動性確保を目的としたドル買いが入り、
方向感に欠ける展開となっています。
『日経平均先物』
19日のシカゴ日経平均先物9月物は、前日比165円安の2万7,250円と続落。
トヨタの減産報道によって企業業績の先行き警戒感が強まり、
一時は2万7,000円近辺まで下落する場面も見られたものの、
米国株価指数の下げ渋りを受けて、買い戻されて終了しています。
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■本日の予定
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『国内』
7月全国消費者物価指数(8:30)
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:34,894.12(-66.57)
・ナスダック:14,541.789(+15.875)
・S&P500:4,405.80(+5.53)
・為替:109.75-109.76(-0.02)
『国内』
・日経平均株価:27,281.17(-304.74)
・TOPIX:1,897.19(-26.78)
・日経ジャスダック平均株価:3,875.15(-29.12円)
・東証マザーズ指数:1,033.86(-4.55)
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■本日の注目銘柄
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・【4881】ファンペップ
機能性ペプチド「SR-0379」の
第3相臨床試験で被験者への投与を開始。
※こちらはアナリスト注目の銘柄で
推奨ではありません。