8月12日(木)過度なインフレ懸念が後退し買いが先行。
┏━━━━━━━━━━━
■8月12日 本日の見出し
┗━━━━━━━━━━━
過度なインフレ懸念が後退し買いが先行。
景気敏感株を中心に業績を材料視した物色か。
┏━━━━━━━━━━━
■本日の日本株概況
┗━━━━━━━━━━━
おはようございます、Kanonです。
前日に発表された7月分の米消費者物価指数は
市場予想を下振れる内容となりました。
市場では、先日発表された7月米雇用統計の結果と合わせて、
急速なインフレは一時的なものであり、
雇用の回復とともに供給サイドが追いつくことで
正常な経済成長が続いていくとの受け止めがされている模様。
昨夜のNYダウ平均は過去最高値を更新しており、
本日は日本株市場でも買いが先行する展開となりそうです。
この流れが続けば、本格的な業績相場が訪れる期待ができ、
今年の5月頃から過度なインフレによる
企業業績への影響や早期のテーパリング開始を懸念して
売られていた分の株価はゆっくりと戻していくと見られます。
勿論、今月末にはジャクソンホール会合などの
重要イベントも控えているため気は抜けませんが、
景気敏感株を中心として底堅い展開に期待ができるとして
取り組みを進めていきましょう。
┏━━━━━━━━━━━
■前日の海外概況
┗━━━━━━━━━━━
『NYダウ平均』
11日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は、
前日比220ドル30セント高の3万5,484ドル97セントと続伸。
米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、
過度なインフレ懸念が和らいだことで
買いが優勢となりました。
大規模なインフラ投資法案が
上院で可決されたことも
引き続き材料視されています。
ただ、景気敏感株中心の物色で、
主力ハイテク株はまちまちとなったため
ナスダック指数は小幅に続落して終了しています。
『為替』
11日のNY外国為替市場で円相場は1ドル=110円40~50銭と円高に傾倒。
朝方発表の7月米CPIが市場予想を下回ったため
米長期金利が低下し、円には買いが優勢となりました。
『日経平均先物』
11日のシカゴ日経平均先物9月物は、前日比265円高の2万8,230円と続伸。
米FRBが量的緩和の縮小を早めるとの見方が薄れ、
安心感から買いが優勢となっています。
┏━━━━━━━━━━━
■本日の予定
┗━━━━━━━━━━━
『国内』
7月企業物価指数(8:50)
7月都心オフィス空室率(11:00)
『海外』
英4-6月期GDP(15:00)
米7月生産者物価指数(21:30)
米30年国債入札
┏━━━━━━━━━━━
■本日決算発表
┗━━━━━━━━━━━
リクルートHD、東芝、住友不、ヤマトHD、サントリーBF、明治HD、
光通信、メルカリ、トレンド、JFEHD、マクドナルド、ラクス、
マツモトキヨシ、サンドラッグ、リログループ、クラレ、森永乳、メニコン、
東映、マブチ、東芝テック、三谷商、住友ベ、西鉄、センコーGHD、
オイラ大地、アンビス、雪印メグ、東和薬品、そーせい、サイボウズ、
三谷セキ、タカラトミー、メドピア、OKI、ケアネット、テスHD、日機装、
スノーピーク、サンアスタリスク、FFJ、スパイダーP、ミンカブ、
HENNGE、Ine、AIinside、カオナビ、アルファポリス、
ACSL、アイキューブ、ベルトラ、ペイロール、キッズバイオ、ファルコム、
コンフィデンス、FFRI、HPCシステムス、カヤック
┏━━━━━━━━━━━
■主要指数
┗━━━━━━━━━━━
『海外』
・NYダウ:35,484.97(+220.30)
・ナスダック:14,765.135(-22.952)
・S&P500:4,447.70(+10.95)
・為替:110.41-110.43(-0.43)
『国内』
・日経平均株価:28,070.51(+182.36)
・TOPIX:1,954.08(+17.80)
・日経ジャスダック平均株価:3,942.78(+7.55円)
・東証マザーズ指数:1,088.72(+5.50)
┏━━━━━━━━━━━
■本日の注目銘柄
┗━━━━━━━━━━━
・【5698】エンビプロ・ホールディングス
今期経常は14%増で2期連続最高益。
※こちらはアナリスト注目の銘柄で
推奨ではありません。