3月31日(水)年度末で動きにくい展開に。
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■3月31日 本日の見出し
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年度末で動きにくい展開に。
長期金利上昇への警戒感も根強く。
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■本日の日本株概況
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前日の米国株市場は、米長期金利の上昇を警戒し、
売りが優勢の展開となっています。
本日はバイデン米大統領による
インフラ再構築計画が発表される予定であるほか、
経済指標も軒並み良い内容ですので、
景気回復への期待感と金利の上昇懸念が綱引きする形で、
高値圏で揉み合うような展開となりやすいでしょう。
また、JPモルガン・チェースは
ファンドのポジション強制決済の影響で
複数の金融機関が多額の損失を被った問題について
金融機関の損失合計額が50-100億ドルに上る可能性があると指摘。
今夜には、バイデン政権発足後初となる
金融安定監督評議会(FSOC)も予定していますので、
ヘッジファンドの監視などについて、
どういった発言が出てくるかにも注目したいところです。
好悪材料が入り交ざるなかで動きにくい展開となりそうですが、
日本株にとっては、「強い米国経済」を織り込んだ
ドル買いを背景とする為替の円安傾倒は支えですし、
投資家心理も落ち着いていますので、
個別での物色は今後も進んでいく期待が高いでしょう。
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■前日の海外概況
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『NYダウ平均』
30日の米株式市場でNYダウ平均は、
前日比104ドル41セント安の3万3,066ドル96セントと反落。
ダウ平均は前日まで連日で最高値を更新しており、
高値警戒感から利確売りが優勢となりました。
また、米長期金利が一時、1年2ヶ月ぶりの水準に上昇したことで
主力ハイテク株にも売りが優勢で、
ナスダック総合指数も続落して終了しています。
『為替』
30日のNY外国為替市場で円相場は
1ドル=110円30~40銭と円安に傾倒。
インフラ投資を含む経済対策などで
景気回復が加速するとの見方から、米長期金利が上昇。
日米金利差の拡大が意識されたことで
円には売りが優勢となっています。
『日経平均先物』
30日のシカゴ日経平均先物3月物は
前日比40円高の2万9,370円と反発。
日本時間中には買いが優勢となりましたが、
米国株市場がやや軟調に推移したことで伸び悩んでいます。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:33,066.96(-104.41)
・ナスダック:13,045.394(-14.253)
・S&P500:3,958.55(-12.54)
・為替 ドル円:110.30-110.31(+0.08)
『国内』
・日経平均株価:29,432.70(+48.18)
・TOPIX:1,977.86(-15.48)
・日経ジャスダック平均株価:3,916.14(-8.16円)
・東証マザーズ指数:1,180.43(+3.24)
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■本日の予定
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『国内』
2月鉱工業生産(8:50)
2月住宅着工統計(14:00)
『海外』
中国3月製造業PMI(10:00)
米3月ADP全米雇用リポート(21:15)
米2月NAR仮契約住宅販売指数(23:00)
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■本日の注目銘柄
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・【7545】西松屋チェーン
今期経常は13%増で2期連続最高益、前期配当を1円増額。
※こちらはアナリスト注目の銘柄で
推奨ではありません。