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3月30日(火)配当落ち分を即日で埋める可能性も。

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■3月30日 本日の見出し
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配当落ち分を即日で埋める可能性も。
景気の回復に期待した買いは続く。

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■本日の日本株概況
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昨夜の米国株市場は堅調な展開に。

前日から懸念されていた
ファンドの巨額損失に関しては、
損失を大きく被ったのが
野村とクレディ・スイスだけなのであれば、
とりあえず問題はないというのが
市場の判断だと見られます。

今回の問題をきっかけに、
大幅なレバレッジを効かせての取引を
ファンドに容認しすぎているのではないか、
といった議論が起きる可能性はあり、
そうなれば、レバレッジ取引を
規制する動きにつながる懸念は残ります。

とはいえ、前日発表の3月米ミシガン大学
消費者信頼感指数が市場予想を上振れたほか、
バイデン米大統領は米国成人の90%が
4月19日までにワクチンの対象になると発表するなど、
米景気の見通しは明るく、景気や企業業績を
好感した買いは今後も支えになることでしょう。

日本は米国に対して回復ペースが緩慢ではありますが、
徐々にワクチンが普及し、景気も良化してくると見られます。

本日の日本株市場は3月末配当・優待の権利落ち日に当たり、
日経平均株価権利落ち分は180円程度です。

理論的には配当落ち分の株価は下落するものですが、
シカゴ取引所の日経平均先物価格を見ると
ほぼ前日の日経平均株価と同じ価格で推移しており、
即日で配当落ち分を埋める展開にも期待ができそうです。

市場の一部には、綻びも見られていますが、
業績相場に移行する過程での動きだとして
相場全体よりも企業の業績に焦点を当てて
売買を進めていきたいと思います。

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■前日の海外概況
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『NYダウ平均』

29日の米株式市場でNYダウ平均は、
前日比98ドル49セント高の3万3,171ドル37セントと続伸。

新型コロナウイルスのワクチン普及期待から
ダウ平均は連日で最高値を更新。

ただ、投資会社アルケゴスに関連する取引の
影響がどこまで広がるか不透明で、
金融株などには売りが優勢となりました。

金利上昇を受けてグロース株は買われにくく、
ナスダック総合指数も反落して終了しています。

『為替』

29日のNY外国為替市場で円相場は
1ドル=109円80~90銭と円安に傾倒。

長期金利の上昇を受けて、
ドル買い・円売りが優勢となっています。

日経平均先物

29日のシカゴ日経平均先物3月物は
前週末比85円安の2万9,330円と反落。

売り先行後、米景気回復期待から、
下げ幅を縮小して終了しています。

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■主要指数
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『海外』

・NYダウ:33,171.37(+98.49)

・ナスダック:13,059.647(-79.078)

・S&P500:3,971.09(-3.45)

・為替 ドル円:109.82-109.83(+0.17)

『国内』

日経平均株価:29,384.52(+207.82)

TOPIX:1,993.34(+9.18)

・日経ジャスダック平均株価3,924.30(-0.78円)
 
東証マザーズ指数:1,998.33(-4.81)

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■本日の予定
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『国内』

2月失業率(8:30)
2月有効求人倍率(8:30)
2月商業動態統計(8:50)
2年国債入札

『海外』

米1月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(22:00)
米3月消費者信頼感指数(23:00)

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■本日の注目銘柄
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・【3696】セレス

ライトアップと業務提携を発表。

※こちらはアナリスト注目の銘柄で
推奨ではありません。