3月24日(水)景気の先行き不透明感から下値模索の展開に。
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■3月24日 本日の見出し
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景気の先行き不透明感から下値模索の展開に。
「巣ごもり」関連などに見直し買いも。
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■本日の日本株概況
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新型コロナウイルスの変異種を要因とする
ドイツのロックダウン延長、
フランスやイタリアの行動制限強化などを受け
景気の回復が想定より遅れるとして、
年始から買われてきた景気敏感株に
ここのところ売りが強まっています。
勿論、先々のワクチン普及は見込まれますので、
一時的な調整となりそうですが、、
本日に関しては下値を模索する展開となりやすいでしょう。
一方、国内でも感染者数が高止まりしていることもあり
年末頃から調整局面が続いていた
新型コロナが業績の追い風になる
いわゆる「巣ごもり」関連銘柄などには、
見直し買いも散見されそうです。
例年、相場は3月のお彼岸の時期に底値を形成し、
月末にかけては配当再投資目的の買いによって下げ渋り、
4月には下落分を取り戻すような動きになることが多いため、
今週は下値目途を見はからいながら
銘柄を拾っていくのが良さそうです。
特に調整が一巡しつつある好業績の成長株などは、
売り一巡後に大きく値上がりする期待もできますので、
しっかりと狙っていきたいですね。
相場全体として普段より値幅が出やすくなると見られますので、
ロスカットを少し深くして、買いタイミングを分散することで、
リスクを限定しながら利益を狙えるでしょう。
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■前日の海外概況
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『NYダウ平均』
23日の米株式市場でNYダウ平均は、
前日比308ドル05セント安の3万2,423ドル15セントと反落。
欧州で新型コロナウイルスの感染が再拡大し、
世界経済の回復が遅れるとの懸念から
売り優勢の展開となりました。
これまで買われてきた、
景気敏感株などに売りが強まっています。
投資家心理が弱気に傾いたことで
ナスダック総合指数は反落して終了しています。
『為替』
23日のNY外国為替市場で円相場は
1ドル=108円50~60銭と円高に傾倒。
米長期金利の低下を受けて
日米金利差縮小を見込んだ円買いが優勢となっています。
『日経平均先物』
23日のシカゴ日経平均先物3月物は
前日比435円安の2万8,680円と続落。
新型コロナウイルスの影響で
世界景気の回復が遅れるとして
懸念しての売りが波及しています。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:32,423.15(-308.05)
・ナスダック:13,227.69(-149.845)
・S&P500:3,910.52(-39.07)
・為替 ドル円:108.53-108.54(-0.23)
『国内』
・日経平均株価:28,995.92(-178.23)
・TOPIX:1,971.48(-18.70)
・日経ジャスダック平均株価:3,932.83(-9.84円)
・東証マザーズ指数:1,202.61(-17.49)
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■本日の予定
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『海外』
EU首脳会議(オンライン、~3/26)
米10-12月期GDP確報値(21:30)
米7年国債入札
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■本日の注目銘柄
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・【4476】AI CROSS
21年12月期の経常利益(非連結)は前期比34.2%増の
2億5,500万円に拡大を見込み、
4期連続で過去最高益を更新する見通し。
※こちらはアナリスト注目の銘柄で
推奨ではありません。