1月29日(金)米株式市場の混乱を懸念した売りが優勢に。
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■1月29日 本日の見出し
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朝方には買いが先行したものの、
米株式市場の混乱を懸念した売りが優勢に。
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■本日の相場概況
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『国内』
本日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比534円03銭安の2万7,663円39銭と大幅続落。
朝方は買いが先行したものの、
上値の重さが嫌気されて徐々に伸び悩む展開に。
その後、米新興ネット証券のロビンフッドが
個人投資家の売買で急騰していた銘柄の
取引制限の緩和を発表したこともあり、
ボラティリティーの高い相場が続くとの懸念から、
後場にかけて下げ幅を拡大しています。
リスクオフムードが強まり、
日経ジャスダック平均株価、
東証マザーズ指数も続落して終了。
『海外』
29日午前の中国・上海株式相場は反発。
中国人民銀行が公開市場操作で
市場に資金を供給したことが
安心材料となっています。
『為替』
29日14時時点の東京外国為替市場で
円相場は1ドル=104円51銭近辺と円安に傾倒。
10時前の中値決済に向けて
国内輸入企業による実需の円売りが見られました。
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■来週の日本株見通し
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個人投資家の投機的な売買が、
米国で議論の的となっています。
内容としては、SNSで情報を交換している個人投資家たちが、
機関投資家の空売り残の多い銘柄に一気に買いを入れることで
銘柄が急騰し、機関投資家が大幅な損失を迫られたといった話です。
こうした取引が増えてくると
機関投資家にとってはやりにくくなりますが、
それだけ投資家心理が強気で取引が活況ということですから
悪いことばかりではないでしょう。
ボラティリティが高くなると
リスクが高まるとして安定した運用を好む投資家は
株売りに動くことになりますが、
金余りが続くなかでバリュー株や業績面がしっかりした銘柄は
下値では買いが入りやすいですし、
短期的に利益を狙える場面も出てくると見ています。
ただし、「ここだ!」というところをしっかり狙って買わないと
ボラティリティの高い相場では勝ちにくいのも事実ですので、
少し現金の持ち高を増やして、ロスカットの逆指値を徹底しての
取り組みを心がけるのが良いでしょう。
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■月曜日の予定
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『国内』
1月新車販売台数(14:00)
1月軽自動車新車販売台数(14:00)
『海外』
中国1月財新製造業PMI(10:45)
米12月建設支出(2/2 0:00)
米1月ISM製造業景気指数(2/2 0:00)
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:30,603.36(+300.19)
・ナスダック:13,337.158(+66.560)
・S&P500:3,787.38(+36.61)
・為替 ドル円:104.46-104.47(+0.16)
『国内』
・日経平均株価:27,663.39(-534.03)
・TOPIX:1,808.78(-30.07)
・日経ジャスダック平均株価:3,774.68(-24.40円)
・東証マザーズ指数:1,208.96(-24.30)