1月12日(火)過熱感を警戒した持ち高調整の売りが優勢に。
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■1月12日 本日の見出し
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過熱感を警戒した持ち高調整の売りが優勢に。
米長期金利の上昇を受けて、割高感も意識されやすいか。
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■本日の日本株概況
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前週末に米国株価指数は最高値を更新も、
過熱感が強まっており、11日(月)の市場では、
利益を確定する売りが優勢となっています。
先進国ではワクチンの普及が少しずつ進んでいますが、
新興国などへ行き渡るには時間がかかり
2021年中に世界の人々が集団免疫を獲得するのは
あり得ないといった見方が報じられるなか、
世界各国で新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な状態です。
それでも前日の米国市場の動きを見ると、
NYダウ平均(-0.28%)よりもナスダック指数(-1.25%)の方が
下げ幅が大きくなっています。
これは先々の利上げを意識して金融株が買われ、
大型ハイテク株が売られたことが主な要因です。
年が変わってから、足元の状況に関わらず、
半年、1年先の景気回復を意識した物色が続いていますので、
さらに景気回復、金利上昇が意識されてきた際に
下げ幅の大きくなりやすい高PERの銘柄や
過熱感の強い銘柄については、
きちんと逃げ時を設定しておきましょう。
とはいえ、世界的な金余りにより
投資家の買い意欲はまだまだ強く、
今日の日本株市場も安定した動きとなりそうですし、
業績面の良化や値ごろ感に着目した買いは
引き続き行っていくべきだと見ています。
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■前日の海外概況
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『NYダウ平均』
11日の米株式市場でNYダウ平均は、
前週末比89ドル28セント安の3万1,008ドル69セントと反落。
主要株価指数が前週末まで連日で
過去最高値を更新していたため
主力ハイテク株を中心に利確売りが優勢となりました。
また、米民主党がトランプ氏を罷免するように
ペンス副大統領に求める決議案を下院に提出するなど、
政治面の混乱も心理的な重荷となっています。
電気自動車のテスラが12営業日ぶりに反落し、
8%安となったこともあり、
ナスダック指数も反落して終了しています。
『為替』
11日のNY外国為替市場で円相場は
1ドル=104円20~30銭と円安に傾倒。
米長期金利の上昇が続き、
日米金利差拡大を意識した円売りも続いています。
『日経平均先物』
11日のシカゴ日経平均先物3月物は
前週末比120円安の2万8,020円と反落。
米国株価指数が下落したことで、
つれ安して終了しています。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:31,008.69(-89.28)
・ナスダック:13,036.431(-165.544)
・S&P500:3,799.61(-25.07)
・為替 ドル円:104.18-104.19(+0.21)
『国内』
・日経平均株価:28,139.03(+648.90)
・TOPIX:1,854.940(+28.64)
・日経ジャスダック平均株価:3,781.05(+17.79円)
・東証マザーズ指数:1,235.64(+21.24)
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■本日の予定
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『国内』
12月景気ウォッチャー調査(14:00)
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■本日決算発表
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セブン&アイHD、安川電、東宝、コスモス薬品、
イオンモール、マニー、クリエイトSDH、ライフコーポ、
U.S.M.H、技研製、竹内製作、コーナン商事、
トーセイ、歌舞伎、CSP、PRTIMES、ライク、
アレンザHD、コシダカHD、三栄建築、スタジオアリス、
チームスピリト、進和、カネ美食品、トランザクショ、
AIT、インタアクション、タキヒヨー、ライトオン、
エヌピーシー、中本パクス、ワッツ、東洋電、中北製、
三光合成、黒谷、エルテス、メディカネット
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■本日の注目銘柄
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・【4394】エクスモーション
21年11月期の経常利益(非連結)は前期比43.0%増の
1億4,300万円にV字回復する見通し。
※こちらはアナリスト注目の銘柄で
推奨ではありません。