1月4日(月)緊急事態宣言による景気の落ち込みが懸念される。
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■1月4日 本日の見出し
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年末のリスクオンムードを引き継いで買い先行も、
緊急事態宣言による景気の落ち込みが懸念される。
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■本日の相場概況
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『国内』
本日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比185円79銭安の2万7,258円38銭と続落。
朝方は年末のリスクオンムードを引き継いで
買いが先行したものの、上値の重さが嫌気されたほか、
菅義偉首相が年頭の記者会見で、緊急事態宣言を再び
発令する検討に入ると明言したことが
嫌気されて利益を確定する売りが波及。
日経平均株価は一時400円を超える下げ幅となりましたが、
下値では押し目買いや日銀によるETF買いが支えとなっています。
ただ、「巣ごもり」関連とされる銘柄には買いが入り、
日経ジャスダック平均株価、
東証マザーズ指数は続伸して終了しています。
『海外』
4日午前の中国・上海株式相場は続伸。
中国経済の回復や政策への期待から、
買いが優勢となっています。
『為替』
4日14時時点の東京外国為替市場で
円相場は1ドル=102円99銭近辺と円高に傾倒。
新型コロナウイルスの感染拡大によって
政府が緊急事態宣言の再発例の検討に入ったことで
リスク回避の円買いが優勢となりました。
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■明日の日本株見通し
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Kanonです。
本日は緊急事態宣言の発動が、
相場を騒がせる展開となりました。
緊急事態宣言の影響を受けやすい銘柄については、
さらに調整局面が長引く可能性が懸念されますが、
ワクチン普及への期待、2021年の景気回復シナリオが
なくなってしまったわけではなく、
押し目買い意欲の強さは今後も続くと見られます。
株式市場は「どうなるか分からない状況」を
最も嫌う傾向がありますので、
悪材料が一旦出尽くしたといった
ポジティブな見方もできるでしょう。
明日以降の相場については、
米国時間1月5日にジョージア州で予定する
米議会選挙に注目が移ると見ています。
結果が出るのは日本時間の1月6日以降になると見られ、
明日に関しては様子見ムードが強まりやすいでしょう。
もし民主党が半数の議席を取ることがあると、
大規模な経済対策の成立可能性と
大企業や富裕層への増税の可能性が高まるため、
日本市場でも物色対象ががらりと変わることが想定されるでしょう。
明日、明後日については少し慎重に見ていきましょう。
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■明日の予定
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『国内』
12月マネタリーベース(8:50)
12月新車販売台数(14:00)
12月軽自動車新車販売台数(14:00)
『海外』
米ジョージア州の上院議会決選投票
米12月ISM製造業景気指数(1/6 0:00)
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:30,606.48(+196.92)
・ナスダック:12,888.282(+18.280)
・S&P500:3,756.07(+24.03)
・為替 ドル円:103.03-103.04(-0.25)
『国内』
・日経平均株価:27,258.38(-185.79)
・TOPIX:1,794.59(-10.09)
・日経ジャスダック平均株価:3,723.34(+3.93円)
・東証マザーズ指数:1,222.01(+25.52)