10月22日(木)東京市場大引け。今夜の米国株安を懸念した売りが波及する展開に。
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■10月22日 本日の見出し
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今夜の米国株安を懸念した売りが波及。
新興市場で主力株が売られマザーズ指数は4.5%安に。
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■本日の相場概況
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『国内』
本日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比165円19銭安の2万3,474円27銭と反落。
民主党のペロシ下院議長が
経済対策で合意に至る可能性は残されているものの
議会通過は大統領選後になる可能性があるとの認識を示し
米経済対策への期待感が剥落。
また、米ブルームバーグ通信が日本時間の22日午前、
イランとロシアが米大統領選を妨害する目的で
間違った情報が拡散するのを認めているなどと報じ、
米大統領選を巡っての混乱長期化も意識されています。
米国株価指数先物が下げ幅を拡大したことで
日本株市場でも今夜の米国株の下落を
懸念した売りが優勢となりました。
為替が円高方向に動いたことも
輸出関連株の売り材料となっています。
日経ジャスダック平均株価も反落したほか
主力株に幅広く売りが広がり、
東証マザーズ指数も大幅に続落して終了しています。
『海外』
22日午前の中国・上海株式相場は続落。
中国共産党の重要会議を前に持ち高を整理する売りが優勢となりました。
『為替』
22日14時の東京外国為替市場で円相場は1ドル=104円69~70銭近辺と円高に傾倒。
英国と欧州連合(EU)の交渉進展期待が高まり、
英ポンドなどがドルに対して上昇。
ドル売りの流れが円に対しても強まり、
円相場を押し上げる要因となりました。
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■明日の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
日経平均株価の下げ幅は0.7%に留まっていますが、
東証マザーズ指数は4.51%下落しており、
中小型株にとっては厳しい相場展開となりました。
「巣ごもり需要」を背景として
好業績が好感されていた米ネットフリックスが
決算通過後に大きく売られたことなども
投資家心理を悪化させる要因になったと見ています。
決算発表の本格化を控えて、
企業業績に合った株価に戻っていくような
調整の動きだとは見られますが、
マザーズ市場はこれまで大きく買われたきただけに
どうしても下げ幅は大きくなりやすいです。
マザーズ指数は25日移動平均線を割り込んで終了しており、
明日以降も続落するようであれば
調整が長引く可能性も懸念されるでしょう。
一方で、これまで買われにくかった
新型コロナが業績の重荷になっている銘柄については
比較的底堅い推移が目立っています。
今後は、バイデン氏当選により
経済対策の恩恵を受けやすいバリュー株に
資金が移っていくといったシナリオが
意識されているのでしょう。
このように見ていくと今日の下げも
市場の冷静な動きだと判断できるかと思います。
過度に懸念しすぎずに、
高値圏から下落している銘柄はゆっくり押し目を待つ、
下値で揉み合っている銘柄は少しずつ下げを拾うような
投資を行っていくのがいいと思います。
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■明日の予定
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『国内』
9月全国消費者物価指数(8:30)
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:28,210.82 (-97.97)
・ナスダック:11,484.694 (-31.800)
・S&P500:3,435.56(-7.56)
・為替 ドル円:104.64-104.65(-0.37)
『国内』
・日経平均株価:23,474.27(-165.19円)
・TOPIX:1,619.79(-17.81)
・日経ジャスダック平均株価:3,621.18(-28.02円)
・東証マザーズ指数:1,259.40(-59.54)
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