10月20日(火)東京市場大引け。米経済対策への期待が後退し、売りが優勢に。
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■10月20日 本日の見出し
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米経済対策への期待が後退し、売りが優勢に。
様子見ムード強く、薄商いが続く。
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■本日の相場概況
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『国内』
本日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比104円09銭安の2万3,567円04銭と反落。
民主党のペロシ下院議長のドリュー・ハミル副補佐官が
「双方の意見の相違を引き続き調整した」とツイッターに投稿。
米大統領選挙前に追加の新型コロナウイルス経済対策が
まとまる可能性はまだあるとして
時間外取引で米国株価指数が堅調に推移したことから
前場ではプラス圏に浮上する場面も見られました。
とはいえ、先行き警戒感は根強く、
後場にかけては下げ幅を拡大した後、
様子見ムードの強い展開となりました。
政府がデジタルトランスフォーメーション関連企業に対する
税制優遇策を検討していると伝わったことや
河野太郎規制改革相が再生可能エネルギーの
普及に向け規制を見直す方針を示したことで、
関連銘柄に買いが向かい日経ジャスダック平均株価、
東証マザーズ指数は続伸して終了しています。
『海外』
20日午前の中国・上海株式相場は続落。
中国の主要経済統計の発表を終え新規の材料に欠けるなか、
前日の米株式相場の下落が投資家心理の重荷となっています。
『為替』
20日14時の東京外国為替市場で円相場は1ドル=105円52~53銭近辺と円安に傾倒。
国内輸入企業による実需の円売りが見られたものの
新規の材料にかけ、値動きは限定的となっています。
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■明日の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
米経済対策については、明日の日本時間場中には
大統領選前の合意・実施が可能かが確定する見通し。
「大統領選前の実施は難しいだろう」といった見方を
市場は織り込みつつあると見ていますが、
改めて売り材料視される可能性もあるでしょう。
株式市場は不透明感を嫌いますから、
米大統領選までは、薄商いのなかで
軟調揉み合いのような展開が続くと見られます。
一方、日経平均株価の推移を見ますと、
2万3,500円を割り込んだ場面での買い意欲は強く、
下値は限定的な印象を受けます。
米大統領選がどうなろうと
通過後には経済対策が打たれる見通しですし、
日本経済も緩やかでも回復に向かうと見られますから、
割安感のある銘柄には押し目買いが入りやすいのでしょう。
少し長い目線での景気回復に期待して
引き続き押し目は積極的に拾っていきたいところです。
また、今週末から再度決算発表も増えて参りますので、
週明け以降は、個別企業の業績を材料視した
売買が活発になる期待もできるでしょう。
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■明日の予定
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『国内』
9月訪日外客数
『海外』
ベージュブック
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:28,195.42 (-410.89)
・ナスダック:11,478.883 (-192.672)
・S&P500:3,426.92(-56.89)
・為替 ドル円:105.52-105.53(+0.13)
『国内』
・日経平均株価:23,567.04(-104.09円)
・TOPIX:1,625.74(-12.24)
・日経ジャスダック平均株価:3,640.48(+11.65円)
・東証マザーズ指数:1,325.31(+6.63)
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