9月23日(水)東京市場大引け。「新政権」関連銘柄などに物色の矛先が向く。
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■9月23日 本日の見出し
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欧米の株安を受けて景気敏感株などに売り先行も、
「新政権」関連銘柄などに物色の矛先が向く。
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■本日の相場概況
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『国内』
23日の東京株式市場で日経平均株価は、
前日比13円81銭安の2万3,346円49銭と小幅反落。
日本の4連休中に欧米・アジアの株式市場が
大幅に下落したことを受け、
運用リスクを回避する売りが先行しました。
欧州で新型コロナの感染が再拡大していることもあり
特に景気敏感株への売りが目立っています。
ただ、12時過ぎに菅首相と日銀の黒田総裁が
首相官邸で会談したと伝わったことなどが好感され、
午後にかけては下げ幅を縮小。
菅新政権の政策に関連する銘柄にも
物色の矛先が向いたことも支えとなりました。
巣ごもり関連とされる銘柄や、IT関連銘柄に買いが入り、
日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数は続伸して終了。
『海外』
23日午前の中国・上海株式相場は反発。
ハイテク株に押し目買いが入り指数を支えましたが、
米中対立への懸念は根強く、上値は限定的です。
『為替』
23日14時の東京外国為替市場で円相場は1ドル=105円06~07銭近辺と円安に傾倒。
日本時間23日の米市場でも米株価指数先物が小幅高で推移しており、
投資家のリスク回避姿勢が和らいだため、
「リスクオフ通貨」とされる円には売りが優勢となりました。
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■明日の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
欧州では新型コロナの感染再拡大が懸念されており、
これから冬を迎えます日本でも同じような
感染再拡大が起こる可能性を考えておかなければなりません。
来年にかけてワクチン開発のニュースなども出て
徐々にコロナ禍は収束に向かうと見られますが、
新型コロナの影響で収益が落ち込んでいる企業については
ここからもう少し「耐え時」が続くと見られます。
そうしたなかでも、日本株市場は
下げれば日銀によるETF買いが支えとなるほか
新政権の誕生といった個別の期待材料も。
下げ幅は限定的な中で、
個別物色が続いていく期待は高いでしょう。
コロナがこの冬にかけてまた流行しそうだと仮定した上でも、
業績の見通しが立つ銘柄を中心に狙っていくことで
充分に利益を狙えると見ています。
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■明日の予定
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『国内』
日銀金融政策決定会合議事要旨(7/14~7/15開催分)
40年国債入札
『海外』
独9月Ifo景況感指数(17:00)
米8月新築住宅販売(23:00)
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:27,288.18 (+140.48)
・ナスダック:10,963.637 (+184.839)
・S&P500:3,315.57(+34.51)
・為替 ドル円:105.13-105.15(+0.56)
『国内』
・日経平均株価:23,346.49(-13.81円)
・TOPIX:1,644.25(-2.17)
・日経ジャスダック平均株価:3,609.86(+13.28円)
・東証マザーズ指数:1,212.99(+29.01)
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