9月17日(木)東京市場大引け。グロース株売りを警戒して軟調な展開に。
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■9月17日 本日の見出し
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為替の円高傾倒が重荷となったほか、
グロース株売りを警戒して軟調な展開に。
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■本日の相場概況
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『国内』
17日の東京株式市場で日経平均株価は、
前日比174円07銭安の2万3,301円46銭と反落。
外国為替市場でドル円相場が104円台後半まで
円高に振れたことが重しとなり、
輸出関連株などに売りが優勢となりました。
日銀によるETF買いの思惑もありましたが、
時間外取引で米国株先物が下げ幅を拡大したことで
後場にかけても安値圏でもみ合って終了しています。
前週末から上昇基調にあったことから
利益を確定する売りが出やすかった面もあるでしょう。
新興市場でも利益を確定する売りが優勢となり、
日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数も下落して終了。
『海外』
17日午前の中国・上海株式相場は続落。
中国の追加の金融緩和への期待が後退しているのに加え、
売買代金の減少傾向を受けて
株式市場のエネルギー低下も警戒されています。
『為替』
17日14時の東京外国為替市場で円相場は1ドル=105円07~08銭近辺と円高に傾倒。
FRBが16日のFOMC後に示した声明を受けて、
ゼロ金利政策の長期化観測が強まり、円買いが優勢となりました。
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■明日の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
本日の日本株市場が下落したのは、
これまで堅調だった分、利確売りが出やすかったことや
為替が円高方向に動いたことも要因ではありますが、
アメリカの金利上昇によって
ハイテク株への売り加速が再度懸念されていることの方が
本質的に警戒すべきだと見ています。
米FOMC前後の市場の動きには、
大きな波乱は見られなかったものの
一部の投資家のなかには、パウエルFRB議長が
国債買い入れ政策など一段の金融緩和策について
踏み込んだ発言をするのではないかといった期待感もあったと見られ、
そうした発言がなかったために金融政策に関しては
材料出尽くし感が台頭している模様です。
勿論、経済活動の正常化や企業業績の底入れにより
株式市場が中長期的に上昇基調となる可能性は高いですが、
高PERの成長株などはこれまで上げ幅を広げてきただけに、
一時的な調整であっても下落幅が大きくなりやすいです。
高値圏にある銘柄や高PERの新興株などについては、
いつも以上に「逃げ時」を意識した取り組みを
行っていくのが良いでしょう。
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■明日の予定
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『国内』
8月全国消費者物価指数(8:30)
8月訪日外客数
『海外』
米4-6月期経常収支(21:30)
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:28,032.38 (+36.78)
・ナスダック:11,050.469 (-139.855)
・S&P500:3,385.49(-15.71)
・為替 ドル円:104.96-104.97(-0.28)
『国内』
・日経平均株価:23,319.37(-156.16円)
・TOPIX:1,638.40(-5.95)
・日経ジャスダック平均株価:3,575.50(-3.89円)
・東証マザーズ指数:1,178.00(-3.23)
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