9月9日(水)東京市場大引け。米国株安を受けて、全面安の展開に。
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■9月9日 本日の見出し
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米国株安を受けて、全面安の展開に。
日銀ETF買いへの期待感から下げ渋って終了。
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■本日の相場概況
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『国内』
9日の東京株式市場で日経平均株価は、
前日比241円59銭安の2万3,032円54銭と反落。
前日の米国株市場は、
ハイテク株などに売りが続き軟調な展開となり、
日本株市場でも売りが優勢となりました。
英製薬大手アストラゼネカが開発中のコロナワクチンで、
臨床試験(治験)を一時中断すると発表し、
ワクチン開発への期待感が後退し、
景気敏感株にも売りが優勢となりました。
午後からは日銀のETF買いへの期待感もあり、
下げ渋って終了しています。
新興市場でも投資家心理が悪化し、
日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数も反落しています。
『海外』
9日午前の中国・上海株式相場は反落。
前日の米株式市場でハイテク株の下落が続いたのを嫌気し、
中国本土でもITや半導体関連など
割高感のある銘柄を中心に売りが波及しています。
『為替』
9日14時の東京外国為替市場で円相場は1ドル=105円89~91銭近辺と円高に傾倒。
米国株安を受けて、リスクオフ通貨とされる円には買いが優勢となりました。
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■明日の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
景気の正常化期待は引き続き支えですが、
新型コロナウイルスの感染者数がなかなか減少しないなかでは、
一段の上値は追いにくいと見ています。
ハイテク株についてはそろそろ値ごろ感に着目した
買いも出てくると見られますが、
戻り売りをこなさなければ再度の上昇には向かいにくく、
スケジュール面でも9月15-16日に米FOMCを控え、
様子を見たいという投資家心理も働きやすいため
しばらくは全体として値の重い展開が想定されます。
日経平均株価の下値目途としては、
75日移動平均線の位置します2万2,607円が意識されるでしょう。
勿論、世界的な金余りは続いておりますし、
年末に向けた株高期待は依然として高いと見ています。
この調整局面をチャンスと捉えてなるべく安いところで
銘柄を拾っていただけるように推奨を進めて参ります。
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■明日の予定
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『国内』
7月機械受注(8:50)
20年国債入札
『海外』
ECB定例理事会(ラガルド総裁会見)
米8月生産者物価指数(21:30)
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:27,500.89 (-632.42)
・ナスダック:10,847.690 (-465.445)
・S&P500:3,331.84(-95.12)
・為替 ドル円:105.98-105.99(-0.28)
『国内』
・日経平均株価:23,032.54(-241.59円)
・TOPIX:1,605.40(-15.49)
・日経ジャスダック平均株価:3,517.76(-10.49)
・東証マザーズ指数:1,131.73(-6.91)
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