8月6日(木)東京市場大引け。米中対立激化を懸念した中国株につられて上値の重い展開に。
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■8月6日 本日の見出し
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米中対立激化を懸念した中国株につられて上値の重い展開に。
トヨタ自動車は黒字確保が好感され買いが優勢。
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■本日の相場概況
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『国内』
6日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比96円70銭安の2万2,718円15銭と反落。
米国務省が中国製アプリの排除を米通信事業者に促したことが悪材料視され、
ネットサービスを手がける企業などを中心に中国株が下落。
米中対立の激化への警戒感が強まったことで、
日本株市場も上値の重い展開となりました。
注目されていたトヨタ自動車の決算では、
4~6月期の純利益が前年同期比で74%と大幅に減少しましたが、
市場ではもともと赤字が予想されていたため、
決算通過後には買いが優勢となり指数の支えとなっています。
新興市場では個別銘柄に物色の矛先が向き、
日経ジャスダック平均株価は続伸も
東証マザーズ指数は反落して終了。
『海外』
6日午前の中国・上海株式相場は反落。
米政府が中国製アプリ排除に動いていることが嫌気され、売りが優勢となっています。
『為替』
6日14時の東京外国為替市場で円相場は1ドル=105円51~53銭と円高に傾倒。
前日夜に発表された米7月ADP雇用統計が低調な内容になったことで、
7日発表の米雇用統計を警戒したドル売りが見られています。
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■明日の日本株見通し
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アナリストのkanonです。
本日は中国株の下落が上値の重しになりましたが、
米中対立の影響を受けるのは一部の銘柄に限定されるでしょう。
本日、ゲーム事業が好調で好決算を発表していた
ディー・エヌ・エーがストップ高をつけていたように、
内需関連、好業績の銘柄は引き続き強い展開に期待ができます。
また、明日夜には米国で7月分の雇用統計が発表予定です。
トランプ米大統領は統計に期待を持たせるような発表をしていますが、
昨日発表の民間の雇用統計が史上予想を下回ったこともあり、
明日は統計前の週末で動きにくい展開となりそうです。
良い銘柄に手仕舞い売りが出るようであれば、
チャンスとして下値を拾っていければと思います。
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■明日の予定
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『国内』
6月家計調査(8:30)
6月毎月勤労統計調査(8:30)
6月景気動向指数(14:00)
『海外』
中国7月貿易収支
米7月雇用統計(21:30)
米6月消費者信用残高(8/8 4:00)
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:27,201.52 (+373.05)
・ナスダック:10,998.398 (+57.232)
・S&P500:3,327.77(+21.26)
・為替 ドル円:105.58-105.60(-0.09)
『国内』
・日経平均株価:22,418.15(-96.70円)
・TOPIX:1,547.06(-7.65)
・日経ジャスダック平均株価:3,434.34(-3.35)
・東証マザーズ指数:1,023.14(-7.12)
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