7月29日(水)本日の東京市場は、FRBパウエル議長講演を控えて動きにくい展開。
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■7月28日 本日の見出し
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FRBパウエル議長講演を控えて動きにくい展開。
為替の円高傾倒を受け輸出関連株は軟調か。
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■本日の日本株概況
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おはようございます、アナリストのkanonです。
ここ数日の相場では、ドル売りが目立ちます。
昨夜より開催されているFOMCを意識した動きで、
通過後に材料出尽くしと見た利益確定のドル買いが
見られる展開が想定されるでしょう。
その場合、足元の円高進行が重荷となっている
日本企業にとってはプラスと言えます。
また、新型コロナの感染者数や
個別企業の決算発表のニュースばかりが目につきますが、
見ていくべきは、米国を中心とした主要国の
財政政策や、金融緩和策です。
昨夜のダウ平均やナスダック指数が弱含んだのも
米FOMCを控えていることに加えて、
現在アメリカで審議が進んでいる追加の経済支援策について
不透明感が強まったことが要因でしょう。
本日は、為替の円高傾倒が相場の重荷となりそうですが、
短期的な動きである可能性があるとしてあまり気にせずに、
それよりも政府や中央銀行による支援策は
一旦の材料出尽くしと見られれば、
利食い売りが相場の重荷になっていく可能性に注意したいです。
チャートの高値圏で買っている銘柄については
ポジションを少し整理しておきましょう。
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■前日の海外概況
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『ダウ工業株30種平均』
28日の米株式市場でダウ工業株30種平均は、
前日比295ドル49セント安の2万6,379ドル28セントと反落。
2020年4~6月期決算が市場予想を下回った銘柄が売られ、
ダウ平均の重荷となりました。
7月の米消費者信頼感指数が
市場予想を下回ったことも重荷に。
また、米共和党が失業給付の増額分の削減など
1兆ドルの追加の経済対策案を公表しましたが
3兆ドル規模の経済対策を求める民主党との差は大きく
協議に時間がかかることで法案成立が遅れるとして懸念されています。
また、ナスダック総合株価指数も反落しています。
『為替』
28日のNY外国為替市場で円相場は、1ドル=105円05銭~15銭と円高に傾倒。
28日発表の7月の米消費者信頼感指数は前月の改定値から低下し、
市場予想も下回ったことで、円買いが優勢となりました。
『日経平均先物』
28日のシカゴ日経平均先物9月物は前日比150円安の2万2,515円と反落。
米経済支援策の先行き警戒感が広がったことで、
米国株とともに売りが優勢となりました。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:26,379.28 (-205.49)
・ナスダック:10,402.092 (-134.175)
・S&P500:3,218.44(-20.97)
・為替 ドル円:105.07-105.08(-0.55)
『国内』
・日経平均株価:22,657.38(-58.47円)
・TOPIX:1,569.12(-7.57)
・日経ジャスダック平均株価:3,455.69(-1.21)
・東証マザーズ指数:983.72(-10.73)
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■本日の予定
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『海外』
パウエルFRB議長会見
米6月NAR仮契約住宅販売指数(23:00)
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■本日の決算発表
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三井住友、花王、エムスリー、NRI、野村HD、JPX、
東ガス、ANA、ヒューリック、東電力HD、日精工、日野自、
静岡銀、野村不HD、PALTAC、カゴメ、スクリン、
ミツコシイセタン、芙蓉リース、ショーワ、北陸電、滋賀銀、
沖縄セルラー、アサヒHD、サカイ引越、横河ブHD、西ガス、
H2Oリテイル、マックス、GMOFHD、ゼンリン、山洋電、
太平洋、マネックスG、不二家、ユアテック、エステー、
エレマテック、日精化、ホーチキ、バルカー、ぐるなび
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■本日の注目銘柄
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・【6538】キャリアインデックス
21年3月期の業績予想は経常利益(非連結)が
前期比34.3%増の4.1億円に拡大する見通し。
※こちらはアナリスト注目の銘柄で
推奨ではありません。
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