7月21日(火)東京市場大引け。EUの復興基金合意を好感した買いが優勢に。
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■7月21日 本日の見出し
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EUの復興基金合意を好感した買いが優勢に。
米ナスダック指数の最高値更新も好感。
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■本日の相場概況
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『国内』
21日の東京株式市場で日経平均株価は、
前日比166円74銭高の2万2,884円22銭と続伸。
前日のNY株式市場では、
ナスダック総合株価指数が最高値を更新し、
ハイテク株に買いが先行する展開となりました。
欧州連合(EU)首脳会議が復興基金で合意したと伝わったことで
財政支出が景気を下支えするとの期待感も買いを誘っています。
新興市場でも投資家心理が上向いたことで
日経ジャスダック平均株価、
東証マザーズ指数も続伸しています。
『海外』
21日午前の上海株式市場で上海総合指数は続伸。
金融監督当局による保険会社の株式保有上限の引き上げを受け、
資金流入期待が高まっています。
『為替』
21日の東京外国為替市場でドル円相場は、
1ドル=107円32~33銭近辺と円安に傾倒。
欧州連合(EU)が復興基金の創設で合意し
「目先の材料出尽くし」との受け止めから
ユーロが売られたたことで、
対ユーロでのドル買いが対円にも波及しております。
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■明日の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
ナスダック総合株価指数が最高値を更新するなど
金融緩和バブルの継続を伺わせます。
本日は、不透明感の強かった総額92兆円規模となる
復興基金案について欧州連合(EU)が
5日に及ぶ首脳会議の末に合意したと
伝わったことも支えとなりました。
ここのところ保ち合い相場が長引いていましたが、
追加の米経済対策への期待感もありますし、
目先は強気な相場展開に期待ができます。
また、1999年のITバブルと同じ値動きだという見方もされており、
そうであれば大きな押し目をつくらずに、
年末頃まで株高傾向が続く期待もできるでしょう。
「中央銀行には逆らうな」という株の格言があるように、
中央銀行が金融引き締めに動くことが
相場調整のきっかけとなる可能性が高いですが、
新型肺炎の第2波が懸念されているなかで
まだまだ金融引き締めに動ける状況ではありませんから
「第2波懸念が株高を生むような一見矛盾しているように見える」
強気相場が続いていく展開が想定されます。
株高に首を傾げられる方もいらっしゃるかと思いますが、
株式相場の方向感の少なくとも半分は
金融政策に左右されているようなものですので、
今後も覚えておいていただければと思います。
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■明日の予定
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『国内』
国内旅行の需要喚起策「Go To トラベル」事業開始(東京発着分を除外)
『海外』
住宅価格指数(22:00)
米6月中古住宅販売(23:00)
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:26,680.87 (+8.92)
・ナスダック:10,767.092 (+263.902)
・S&P500:3,251.84(+27.11)
・為替 ドル円:107.31-107.33(+0.15)
『国内』
・日経平均株価:22,884.22(+166.74円)
・TOPIX:1,582.74(+5.71)
・日経ジャスダック平均株価:3,442.33(+19.02)
・東証マザーズ指数:1,014.91(+27.13)
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