7月17日（金)東京市場大引け。新型コロナの感染拡大が懸念され軟調な展開に。

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■7月17日　本日の見出し
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ワクチン開発期待やアジア株高は支えも
新型コロナの感染拡大が懸念され軟調な展開に。

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■本日の相場概況
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『国内』

17日の東京株式市場で日経平均株価は、
前日比113円54銭安の2万2,945円50銭と続落。

ワクチン開発への期待感やアジア株が堅調に推移したことで
前場は買いがやや優勢になったものの、

東京都内の新型コロナ新規感染者数が、
前日に続いて過去最多になったと伝わったほか、

米国でも16日の新型コロナ新規感染者数が7万人を超えて
過去最多になったと伝わり警戒した売りが出ています。

週末中の事態悪化が懸念されたことで、
日経ジャスダック平均株価、東証マザーズ指数も続落しています。

『海外』

17日午前の上海株式市場で上海総合指数は続落。

香港との株式相互取引を利用した
海外投資家による中国本土株の売り越しが続いており、
投資家心理の重荷となりました。

『為替』

17日の東京外国為替市場でドル円相場は、
1ドル=107円18～19銭近辺と円安に傾倒。

世界で新型コロナの感染者数が増加していることが
投資家心理の重荷となり「低リスク通貨」とされる
円には買いが優勢となりました。

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■来週の日本株見通し
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アナリストのKanonです。

来週は木、金と市場がお休みで4連休となりますが、
よくよく考えてみると24日（金）は「スポーツの日」で
東京オリンピック開会式のために設定された祝日でしたね。

本来であればお祭り騒ぎになる筈が、
新型コロナの感染者数が増加するなかで
「Go to」キャンペーンを連休に合わせてやるかやらないか
倒産の危機に瀕した旅行業界と感染拡大を不安に思う人々の
ネガティブな対立が起きていて、悲しい限りです。

株式市場についても、金融緩和が下支えになっているものの、
人々の現在の心情を映すような方向感が定まらず、
ムードの良くない展開が続いています。

とはいえ、ここはなんとか堪えて、
チャンスを見極めたり、売られすぎている銘柄を買っておくことで
コロナ後の成功につながってくることでしょう。

一緒に頑張っていければと思います。

また、スケジュール面では、来週は決算発表が本格化してきます。

アメリカでは、マイクロソフト、インテル、
テキサス・インスツルメンツ、IBMなどのハイテク大手が、
日本では日本電産、ディスコ、オービックなどが
決算を発表していきます。

大手企業の決算発表については、
相場全体のムードを左右しやすいので注視していきましょう。

また、中小型銘柄の決算発表も出てきますが、
決算を持ち越すと業績が良くても
大きく株価が下落してしまうことがあります。

どの程度決算発表の持ち越しリスクがあるのか分析も可能ですので、
ご自身の判断で保有されている銘柄がある場合は、
是非決算日をチェックして、LINE、メールなどでご相談いただければと思います。

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■月曜日の予定
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『国内』

日銀金融政策決定会合議事要旨（6/15～16開催分）
6月貿易収支（8:50）

『海外』

米6月財政収支（7/14 3:00）

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■主要指数
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『海外』

・NYダウ：26,734.71　（-135.39）

・ナスダック：10,473.829　（-76.663）

・S&P500：3,215.57（-10.99）

・為替　ドル円：107.16-107.17（+0.21）

『国内』

・日経平均株価：22,696.42（-73.94円）

・TOPIX：1,573.85（-5.21）

・日経ジャスダック平均株価：3,420.76（-4.91）

・東証マザーズ指数：985.06（-15.88）

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