5月29日(木)本日の東京市場は、米中対立を懸念した売りが優勢に。
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■5月29日 本日の見出し
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米国株価指数の下落を受け、売りが先行。
トランプ米大統領の対中政策会見前で買いにくい。
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■本日の日本株概況
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アナリストのkanonです。
前日の米国株価指数が下落に転じて終了したことで、
投資家心理がややリスクオフの方向に傾いております。
日銀によるETF買い期待で下げ渋る展開は想定されますが、
29日にトランプ米大統領が対中政策について
会見を行うと伝わっているだけに、
持ち高整理の売りが入りやすく、上値は追いにくいと見ております。
日経平均先物は、昨夜の夜間の取引で
2万2,100円近辺まで上昇しており、
戻しに達成感が出てきている面もあるでしょう。
マザーズなど新興市場の指数が
チャートを維持できるかどうかも注目していきたいです。
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■前日の海外概況
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『ダウ工業株30種平均』
28日の米株式市場でダウ工業種30種平均は、
前日比147ドル63セント安の2万5,400ドル64セントと反落。
朝方発表の週間の米新規失業保険申請件数は高水準が続いたものの、
失業保険の継続需給件数が減少するなど、
景気に底入れの兆しが見られたことから買いが続き、
朝方は買いが先行し、上げ幅は200ドルを超える場面も見られました。
午後にはトランプ米大統領が
29日に対中政策に関する会見をすると伝わり、
米中の対立激化が懸念されたことで、
それまで上昇していた銘柄に利益を確定する売りが出て
下げに転じて終了しています。
第3者の書き込みに対してSNS企業の免責条件を狭める内容の
大統領令にトランプ大統領が署名すると伝わり、関連銘柄に売りが波及。
半導体株などにも売りが優勢となり、ナスダック指数も反落しております。
『為替』
28日の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=107円60銭~70銭と円高に傾倒。
米中対立の激化への警戒感から低リスク通貨とされる円には買いがやや優勢となりました。
『日経平均先物』
28日の大阪取引所で日経平均先物6月物は、前日比275円高の2万1,915円と続伸。
経済再開による景気回復期待から買いが先行したものの、
引けにかけては米株に連れ安し、27日の大取終値を115円下回って終了しています。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:25,400.64 (-147.63)
・ナスダック:9,368.989 (-43.369)
・S&P500:3,029.73 (-6.40)
・為替 ドル円:107.67-107.69(-0.15)
『国内』
・日経平均株価:21,916.31(+479.08円)
・TOPIX:1,577.34(+27.87)
・日経ジャスダック平均株価:3,395.27(+4.77)
・東証マザーズ指数:947.98(-7.65)
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■本日の予定
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『国内』
4月失業率(8:30)
4月有効求人倍率(8:30)
4月鉱工業生産(8:50)
5月住宅着工統計(14:00)
『海外』
米4月個人所得・個人消費支出(21:30)
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■本日決算発表
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日立、オリンパス、ヤマハ発、LIXIL G、住友林、富士電機、
洋缶HD、戸田建、グローリー、三井金、武蔵精密、クオールHD、
大日精、ベルパーク、ジョイフル、PSS、日トムソン、東邦鉛、
MRL HLD、三城HD、星医療、イデアインター、日石輸、コナカ、
ZUU、INC、夢展望
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■本日の注目銘柄
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・【4436】ミンカブ・ジ・インフォノイド
朝日新聞社との資本提携を解消。
※こちらは、アナリストの注目銘柄で
買い推奨ではありません。
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