5月22日(金)本日の東京市場は、米中の対立激化を懸念した売りが優勢に。

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■5月22日　本日の見出し
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米中の対立激化を懸念した売りが優勢に。
今日から開幕する中国全人代にも注目。

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■本日の日本株概況
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アナリストのkanonです。

トランプ米大統領は、昨日の日本時間の昼頃に
中国が米大統領選で民主党候補の
バイデン前副大統領を支援するために
「偽情報のキャンペーンを展開している」などと
twitterに書き込むなど、
中国に対して強硬姿勢を見せ始めています。

トランプ氏の発言については
大統領選を意識したパフォーマンス的な側面が強く、
そんなに心配する必要はないと見られますが、
本日より、中国の国会に当たります
中国全国人民代表会議が開幕するため
中国の反応に注目したいところです。

また、米ナスダック指数や、東証マザーズ指数などが
強く上昇していることからも分かる通り、
世界的に新型肺炎の影響を受けにくいと見られる
ハイテク、通信関係の成長株への資金流入が著しい状況です。

どちらの指数もトレンドは崩れていませんが、
少し過熱感が強まってきていますので
トレンドが崩れれば、全体的に弱くなりやすいとして
投資家心理の目安にしていくのがいいかと思います。

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■前日の海外概況
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『ダウ工業株30種平均』

21日の米株式市場でダウ工業株30種平均は、
前日比101ドル78セント安の2万4,474ドル12セントと反落。

朝方は、全米50州で段階的に経済活動の制限が緩和され、
投資家心理が強気に傾いていることに加えて、
米フィラデルフィア連銀が21日に発表した
5月の製造業景況感指数が前月から小幅に上昇し、
景気回復を意識した買いが先行する展開となりました。

しかし、トランプ米大統領が、
中国が香港の反政府活動や民主運動の
取り締まり強化を計画していることを
米国として対処する方針を表明したことで
米中対立を懸念した売りが出てマイナス圏に転じて終了しています。

ハイテク株にも上昇していた銘柄などに
利益を確定する売りが目立ち、
ナスダック総合株価指も反落しています。

『為替』

21日のNY外国為替市場で円相場は、1ドル=107円60銭～62銭と円安に傾倒。

中対立への警戒感から、流動性の確保を目的とした
リスク回避のドル買いが優勢となりました。

『日経平均先物』

21日のシカゴ日経平均先物6月物は、前日比265円安の2万0,460円と反落。

米中関係悪化への警戒感が強まり売りが優勢となりました。

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■主要指数
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『海外』

・NYダウ：24,474.12　（-101.78）

・ナスダック：9,284.881　（-90.95）

・S&P500：2,948.51　（-23.10）

・為替　ドル円：107.61-107.62（-0.16）

『国内』

・日経平均株価：20,552.31（-42.84円）

・TOPIX：1,491.21（-3.48）

・日経ジャスダック平均株価：3,316.62（+17.33）

・東証マザーズ指数：909.98（+29.36）

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■本日の予定
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『国内』

臨時の日銀政策決定会合
4月全国消費者物価指数（8:30）

『海外』

中国全国人民代表会議（全人代）開幕

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■本日決算発表
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富士フイルム、明治HD、東急、三菱Uリース、博報堂DY、カシオ、
リログループ、科研薬、浜ゴム、アシックス、前田建、住阪セメ、
ニッコンHD、大気社、奥村組、デサント、エフ・シー・シー、
稲畑産、福井コンピ、NITTOKU、IDEC、日比谷、永谷園HD、高圧ガス、
ツクイ、板硝子、朝日放送、共同印、日阪製、伯東、JMS、エスリード、
アドベンチャ、マツオカ、日本コークス、ナカバヤシ、荏原実業、
力の源HD、ユアサフナ、ヤマタネ、TBK、永大産業、菱製鋼、
ディーエムエス、チエル、ピエトロ

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■本日の注目銘柄
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・【3182】オイシックス・ラ・大地

21年3月期の連結最終利益は前期比51.9％増の12億円に。

※こちらは、アナリストの注目銘柄で
買い推奨ではありません。

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