5月12日(火)東京市場大引け。新型肺炎の感染拡大第2波が懸念され、小幅安で終了。
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■5月12日 本日の見出し
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朝方は買いが先行したものの、
新型肺炎の感染拡大第2波が懸念され、小幅安で終了。
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■本日の相場概況
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『国内』
12日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比24円18銭安の2万0,366円48銭と小幅反落。
寄り付きではやや買いが優勢となりましたが、
韓国ではウイルス第2派到来の可能性が出ているほか、
ドイツでは1人の感染者が何人に感染を広げるかを示す
「再生産数」が上昇しており、
経済活動の再開への懸念が強まったことで
下げに転じる展開となりました。
米株価指数先物が軟調に推移したことも投資家心理の重荷に。
13時10分には【7203】トヨタ自動車が決算を発表。
20年3月期の連結経常利益は、前の期比で1%減少して着地し、
21年3月期の同利益は前期比で79.5%減少する見通しとなりました。
約8割減益というネガティブな内容となりましたが、
同社の下落幅は1.97%に留まっています。
新型コロナウイルスの二次感染に警戒が強まるなか、
テレワークや巣ごもりに関連した銘柄が買われ
日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数は続伸しています。
『海外』
12日午前の中国・上海株式相場は続落。
新たな集団感染が見つかった湖北省武漢市で
当局が市民のウイルス検査を強化すると伝わり、
感染が再び拡大するとの懸念が重荷となりました。
『為替』
12日午後の東京外国為替市場で円相場は1ドル=107円39~40銭近辺と円安に傾倒。
新型コロナウイルスの影響で停滞していた
経済活動が米欧で再開することへの期待と、
感染第2波が発生するとの警戒感が綱引きし、
円相場は方向感に欠ける展開となりました。
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■明日の日本株見通し
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アナリストのkanonです。
本日は高寄り後に上値を追うには至らず、
方向感に欠ける展開となりました。
トヨタの決算発表は、
株価の反応こそ限定的だったものの、
企業の事業環境の厳しさを印象付ける結果に。
4月末は、決算発表さえ通過すれば、
多少内容が悪くてもあく抜け感から
株価が上昇する銘柄も多々見られましたが、
ここまで相場が上昇基調を強めてきただけに、
今後は決算を機に売られる銘柄も増えてくるかと思います。
決算を控える銘柄については、
一旦売却しておくことも視野にご検討ください。
少し軟調な相場となる可能性がありますが、
新型肺炎の影響を受けにくい銘柄は
個別で堅調に推移する期待が高いため
短期目線でそういった銘柄を狙っていくのが有効でしょう。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:24,221.99 (-109.33)
・ナスダック:9,192.344 (+71.023)
・S&P500:2,930.32 (+0.52)
・為替 ドル円:107.58-107.59(+0.41)
『国内』
・日経平均株価:20,366.48(-24.18円)
・TOPIX:1,476.72(-3.90)
・日経ジャスダック平均株価:3,261.46(+8.34)
・東証マザーズ指数:833.74(+0.62)
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