4月8日(水)東京市場大引け。非常事態宣言をきっかけに売り方の買い戻しが加速。
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■4月8日 本日の見出し
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非常事態宣言をきっかけに売り方の買い戻しが加速。
業績見通しが立たず、短期目線の売買が中心か。
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■本日の相場概況
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『国内』
8日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比403円06銭高の1万9,353円24銭と続伸。
政府の非常事態宣言を受けて
当面の悪材料が出尽くしたとの見方から、
売り方の買い戻しが優勢となりました。
新規の取引材料に乏しいなかで、
新型コロナウイルスの感染者数の増減を手掛かりとした
短期目線の売買が中心となっています。
好材料を発表した銘柄に買いが入ったことで、
日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数も続伸しています。
『海外』
8日午前の香港株式相場で、ハンセン指数は反落。
新型コロナウイルスによる世界の経済活動の停滞懸念が根強く、
直近の上昇の反動で利益確定売りが優勢となりました。
『為替』
8日午後の東京外国為替市場で円相場は1ドル=108円88~89銭と円安に傾倒。
日経平均株価の上昇に歩調を合わせた円売りが出ています。
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■明日の日本株見通し
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アナリストのkanonです。
本日は後場中に上げ幅を拡大する展開となりましたが、
大引け後の先物は急速に売られるなど、
不透明感の強いなかで下値は堅いと見た
売り方の買い戻しが入るなどして売買が交錯している印象です。
本日場中に発表された内閣府の「景気ウォッチャー調査」で、
3月の景気の現状を示す指数は、
前の月から13.2ポイント悪化し、14.2となりました。
これは、統計が比較可能な2002年1月以降で最も低い数値。
また、新型肺炎による影響が不透明だとして、
業績予想を未定とする企業も多く、
中長期目線の投資家は買いに入りにくい状況が続いています。
短期目線の値幅を狙った売買が交錯し、
上にも下にも値幅の出やすい展開が続くとして
明日の相場を見ていきます。
目先の日経平均株価は、
1万8,000円から2万円手前くらいのレンジを
想定していくといいかと見ております。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:22,653.86 (-26.13)
・ナスダック:7,887.260 (-25.978)
・S&P500:2,659.41 (-4.27)
・為替 ドル円:108.85-108.86(-0.02)
『国内』
・日経平均株価:19,353.24(+403.06円)
・TOPIX:1,425.47(+22.26)
・日経ジャスダック平均株価:2,955.99(+34.17)
・東証マザーズ指数:646.58(+9.99)
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■明日の予定
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『国内』
3月都心オフィス空室率(11:00)
3月工作機械受注(15:00)
5年国債入札
『海外』
米3月生産者物価指数(21:30)
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