東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■2月27日 本日の見出し
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東京オリンピックの延期も懸念され売りが加速。
日経平均VIは一時約1年2ヶ月ぶりの水準に上昇。
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■本日の相場概況
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『国内』
27日の東京株式市場で日経平均株価は、
前日比477円96銭安の2万1,948円23銭と続落。
新型肺炎の拡大が企業業績に影響を与えることが懸念され
売りが続く展開となりました。
市場の恐怖心理を映すとされる
日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)が
一時、約1年2ヶ月ぶりに30台に乗せる場面も。
日銀による上場投資信託(ETF)買いの期待で
下げ渋る場面も見られたものの、
海外投資家による売り圧力が強く、
4ヶ月半ぶりに2万2,000円を割り込んで終了しております。
個人投資家による追証回避の売りが続き、
日経ジャスダック指数、東証マザーズ指数も続落。
『海外』
27日午前の上海株式相場で上海総合指数は反発。
自律反発を狙った買いが入り、
前日に割り込んだ心理的な節目の3,000を再び上回りました。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=110円03~04銭近辺と円高に傾倒。
日経平均株価の下落と、米長期金利が1.3%を下回るなど
世界的に運用リスクを回避する動きが広がっています。
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■明日の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
本日は東京オリンピック延期の可能性が意識されたことで、
投資家心理がさらに悪化し、株価は大幅に下落。
トレンドが崩れてしまっている銘柄は、
数ヶ月間乱高下を繰り返し、
戻り売りをこなさないと元には戻りにくいため
明日以降の反発を見極めて一旦手離しておくのも手です。
節目である2万2,000円を割り込んだため、
もう500円くらいの目先の下落の可能性も意識すべきでしょう。
一方で、ファンダメンタルズ面を見ると
かなり安くなってくれている銘柄も多いので
投げ売りが枯れたら是非仕込んでいきたいと思っています。
メディアは面白がって悲観的な煽り文句を繰り返しますが、
見たい情報だけを見るのではなく、
歴史を参考に冷静に物事を考えるべきでしょう。
投資家心理が総悲観になったときに買った株は
一生安心して持っておけるものになると見ており、
そういった絶好の買いチャンスが訪れようとしています。
東京オリンピック1年延期、
キャッシュレス還元の終了などで更に投げ売られたとしたら
絶好の買い場だと言えますね。
なるべくキャッシュポジションを増やして、
仕込み時を見極めていきましょう。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:26,957.59 (-123.77)
・ナスダック:8,980.775 (+15.162)
・S&P500:3,116.39 (-11.82)
・為替 ドル円:110.02-110.03(-0.45)
『国内』
・日経平均株価:21,948.23(-477.96円)
・TOPIX:1,568.06(-38.11)
・日経ジャスダック平均株価:3,491.89(-102.59)
・東証マザーズ指数:780.99(-33.42)
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■明日の予定
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『国内』
1月失業率(8:30)
1月有効求人倍率(8:30)
1月商業動態統計(8:50)
1月鉱工業生産指数(8:50)
1月住宅着工統計(14:00)
2年国債入札
『海外』
米1月個人消費支出・個人所得(22:30)
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