日本投資機構株式会社 アナリスト江口が解説する「投資家心理」について考える
こんにちわ。
日本投資機構株式会社、アナリストの江口です。
前回までの記事はこちらになります。↓↓↓↓↓
1.「投資」について考える
2.「銘柄選定方法」について考える
3.「バリュー投資とグロース投資」について考える
4.「投資リスク」について考える①
5.「投資リスク」について考える②
6.「投資リスク」について考える③
本日のお題は「投資家心理」について話をしていきたいと思います。
「投資家心理」
投資家であれば、必ずといっていいほどみたことがあるであろう株価チャートは投資家の心理描写として有名ですよね。
弊社のお客様にご案内した株式銘柄
全く同じ日に同じタイミングで同じ銘柄をご案内したにも関わらず
利益を出す投資家
損失を出す投資家
がいらっしゃいます。
なぜだと思いますか??
売買タイミングです。
買った株価、売った株価、その判断は投資家一人一人にゆだねられます。
このタイミングが曲者で、投資家一人一人によってタイミングが異なるのです。
これがロジックの組まれた機械であればほぼ同じ結果になるでしょう。
しかし、同じ銘柄を同じ日に同じタイミングでスタートしたにも関わらず結果が変わってしまうのは投資家心理によってもたらされた成果であると私は思っています。
究極的に言えば、投資は「上がる」「下がる」の二択です。
つまり勝率は50%であるべきなのに、ほとんどの方の利益率はマイナスなのです。
勝率=利益率ではないという事ですね。
例えば勝率が80%であっても利益率がマイナスの投資家はたくさん存在します。
5銘柄取り組んで4銘柄を利食っているにも関わらずトータルで負けてしまっている。
これは何が原因だと思いますか?
そう。損切で大きく負けてしまっているのです。
5%、10%、8%、3% 利益出た!しかし最後の銘柄で40%下がってトータル14%のマイナス。
これを弊社では
「コツコツドカン」現象と呼んでいます。
コツコツかってもドカンと負ければ意味がありません。
ではなぜこのような現象が日々繰り返されるのでしょうか?
①銘柄を買い付けて含み益があった場合
利益目標を30%に設定していたとしてもほとんどの投資家が10%付近で利食いをしてしまいます。
なぜでしょうか?
今出てる利益→将来的に減少してしまうリスクを感じて30%上昇が目標だったにも関わらず10%で利食い。
要するに「利益が出ていたのに結果負けた」という過去の失敗から、利益が出ている段階でも値下がりが脳裏をよぎって逃げてしまう傾向があります。これがコツコツになってしまう要因です。
身に覚えありますよね?
②銘柄を買い付けて含み損があった場合
損切は10%前後に設定していたにも関わらず、
「今決済したら損する。戻る気がする。せめて買値、いや損失を少しでも・・・」
と邪念ともいうべき感覚で損失確定を後回しにしてしまう。俗にいう塩漬けです。
なぜでしょう?
人は痛みを嫌い、避けて快楽を得ようとします。
前回までのリスクにも記載しておりますが
利益(リターン)を過大評価し損失(リスク)を過小評価してしまうのです。
これらが蔓延化してしまうとポートフォリオは塩漬け銘柄で構成されてしまい、身動きできない状況へと追い込まれてしまいます。
そして意を決して、損切(当初の損切ポイントよりも遥か下値で)ドカンと負ける。
こちらも身に覚えありますよね?
投資家心理において代表的なものが上記です。
誰もが経験したであろう上記の現象ですが
どうすれば、良いと思いますか?
①自身の分析目標を信じて自信をもって利益を伸ばし、勇気をもってロスカットし損失を最小限で食い止める
②含み益は感覚を研ぎ澄ましてより大きな利益を狙い、含み損は嗅覚を研ぎ澄まして戻りをまつ。
投資は投資家の責任の下行われるものであるから、正解はないかもしれません。②をあなたが選んだとすれば、
私は幸運を祈ることしか出来ません。
しかし、①を選んで次の可能性にシフトしていける投資判断を下せれば可能性は大きく利益に傾いていくと思っていまし
より期待値の高いであろう銘柄を私は自信をもってあなたにご案内出来ると思います。
自信をもって分析した銘柄です。
投資家の方には自信をもって運用していただきたいのです。
投資家心理は千差万別、十人十色です。
そういった感情が入り混じったのがチャートです。
チャート一つでどこまで投資家心理を想像出来るか?というのも一つの投資の楽しみでもあります。
ここで一つ私なりのチャートの味方をお伝えします。
私はいつもチャートを見る時にはサブ指標として移動平均線と出来高を加味してみるようにしています。
これは直近半年間のチャートです。
①②の出来高を見てください。ここが天井を付けたことは明らかでした。
そしてじりじりと値を崩し「玉買い期間」130円前後の箇所で私は底値と判断し買いを推奨しました。
利確目標額は170~172円で設定させて頂きました。
170円という数字は出来高②の高値214円から底値とみた130円の差額84円の半分42円を130円からの値上がり期待と算出しました。
俗にいう半値戻しです。
130円付近で買い推奨してますのでお客様には約30%の利益を狙っていただく銘柄としてご案内しました。
そしてその後急騰(高値153円)しましたが、2018年年末暴落相場に飲み込まれました。
当然目標には届いていないので持続して頂きました。
私はこの企業はファンダメンタル分析にて根拠をもって推奨しており、170円という金額に自信がありました。
年末暴落に伴って株価は下落の一途をたどりました。
お客様からは不安の声、損切してしまった方もいれば、私に罵声を浴びせる方もいらっしゃいました。
私がこの間にとった行動は
ナンピン買いのご推奨です。
※
ナンピン買いとは、前回買値よりも低い位置で買い付けし株数を増やして、平均取得単価を下げる買い方法です。
そして今度こそ底値と踏んだ96円のところ(十字線の陽線)で上昇トレンドの転換期と見ました。
そして利益目標を155円~160円に見直しました。
これも同じ理由ですね。(214-96)÷2=59 59+96=155
その後予想通りに上昇し、半値戻しとなる160円付近で天井を付けました。
天井をつけたかどうかは③の出来高を見れば明らかです。
過去最高の出来高をつけた時点でほぼ天井ですが、その上陰線で引けたことから天井が濃厚になります。
約2か月間保有することになってしまいましたが、私を信用して運用頂いたお客様はもれなく最初の予定通りに約30%の利益を獲得いただくことに成功しました。
上記は全て投資家心理の逆をついているのお気づきでしょうか?
チャートの売りサインで玉買いをし、買いが最高潮になったころを見計らって売る。
暴落相場による「狼狽売り」を見抜き、逆に拾う。
リスクを理解し、向き合って認識しコントロールするためにナンピンをしました。
結果がついてきたことに、今まで不安を口にされていたお客様も、私に罵声を浴びせたお客様からも感謝の気持ちを頂くことができました。
投資は確かに未来を見据えたものですので、思惑通りにいくことがないこともあります。
確かにこのナンピン買いは「リスクをとった」を思われるかもしれません。
しかしそうではありません。分析によってはじき出されたリターンに比べた場合ナンピン買いのリスクは、想定リターンよりも大きく低かったために取れたリスクです。チャートを振り返れば私の言ってることは一目瞭然ではないでしょうか?
決して後付けで付け加えたものではありません。
思惑通りに事が進んだ場合はこれ以上のうれしさと快感はありません。
投資方法(戦略)と投資術(戦術)を駆使することで満足いただけるサービスが提供できると信じています。
もし、自身の投資でお迷いがあればどしどしご相談ください。
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