東京市場寄付き『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■1月6日 本日の見出し
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米国とイランの対立が懸念されリスクオフムード強まる。
円高傾倒も重荷となり、売りが先行する展開に。
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■本日の日本株概況
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明けましておめでとうございます、アナリストのkanonです。
本日より2020年の株式市場が開場いたします。
年末年始の休暇中の海外では、
米軍によりイラン革命防衛隊司令官が殺害され、
イラン側は報復をちらつかせています。
対して、米国は重要施設など52ヶ所への反撃を警告。
米国の単独主義に対する疑念から
中国やロシアなども巻き込んで
国際的な問題に発展しかねないとの見方も少なくなく、
新年早々物騒な展開、市場でもリスクオフムードが強まっています。
為替が円高に傾倒していることもあり、
本日は売りが先行する展開となりそうです。
一般的には、地勢学リスクの浮上による
株式市場の下げは一時的となることが多いので、
今回の下げはチャンスだとして買い場を探っていきたいところ。
1月15日に米中が貿易協議の「第1段階」合意について
ホワイトハウスで署名するとの発表も支えになるでしょう。
銘柄ごとに下げ止まりを見極めつつ、
買い、買い増しをしていけるといいかと見てます。
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■前週末の海外概況
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『NYダウ工業株30種平均』
3日の米株式市場でダウ工業株30種平均は、
前日比233ドル92セント安の2万8,634ドル88セントと反落。
米軍がイラクの首都バグダッドで
イラン革命防衛隊の精鋭組織の司令官を殺害し、
産油国が集中する中東情勢が悪化するとの警戒感から
幅広い銘柄に売りが波及してます。
殺害されたイラン革命防衛隊の精鋭組織「コッズ部隊」の
カセム・ソレイマニ司令官はイラン国内で英雄視されており、
同国の最高指導者ハメネイ氏は3日、
米国への報復攻撃をツイッターで警告。
また、米サプライマネジメント協会(ISM)が3日に発表した
2019年12月の製造業景況感指数は市場予想に反して前月から低下し、
景気敏感株に売りが波及しました。
一方で、地勢学リスクの高まりを背景に
軍需関連株には買いが入っております。
半導体関連株にも売りが優勢となり、
ナスダック総合株価指数はも下落しています。
『為替』
3日のNY外国為替市場で円相場は、1ドル=108円10~20銭と円高に傾倒。
中東で米国とイランの緊張が高まり、
相対的に安全な通過とされる円には買いが優勢となりました。
『日経平均先物』
3日のシカゴ日経平均先物3月物は前日比400円安の2万3,290円と反落。
中東情勢の緊迫化への懸念が広がり、米株とともに売りがすすみました。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:28,634.88 (-233.92)
・ナスダック:9,020.770 (-71.419)
・S&P500:3,234.85 (-23.00)
・為替 ドル円:107.88-107.89(-1.26)
『国内』
・日経平均株価:23,656.62(-181.10円)
・TOPIX:1,721.36(-11.82)
・日経ジャスダック平均株価:3,837.58(+14.46)
・東証マザーズ指数:897.47(-10.20)
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■本日のイベント
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『国内』
大発会
12月新車販売台数(14:00)
12月軽自動車新車販売台数(14:00)
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■本日の注目銘柄
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・【4274】細谷火工
自衛隊向け照明弾・発煙筒で大手。
地勢学リスクの浮上で思惑買いが入りやすい銘柄。
※こちらは直近材料が出た銘柄など、
アナリスト注目の銘柄で推奨ではございません。
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