東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■12月9日 本日の見出し
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米国株の上昇を好感した買いが先行も、
為替や上海株を横にらみながら伸び悩む展開に。
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■本日の相場概況
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『国内』
9日の東京株式市場で日経平均株価は、
前日比76円30銭高の2万3,430円70銭と続伸。
前週末の米国株の上昇を好感した買いが先行する展開となりました。
内閣府が寄り付き前に発表した7~9月期の国内総生産(GDP)改定値は、
物価変動を除いた実質の伸び率が速報値から上方修正され、
設備投資の増加が目立ったことから、関連銘柄の買い安心感を誘っています。
一方で、上海株が軟調に推移したことや、
ドル円相場がそこまで円安方向に動かなかったことを材料に
上値では戻り待ちの売りが波及し、上げ幅を縮小して終了。
米国が対中追加関税の発動を予定する12月15日までは
様子を見たいとの向きもあり、売買も低調となりました。
新興市場はまちまちとなり、日経ジャスダック平均は続伸、
東証マザーズ指数は反落して終了。
『海外』
9日午前の中国・上海株式相場で上海総合指数は小幅反落。
中国国内景気の減速や中国からの資金流出への懸念がくすぶるなか、
米中貿易交渉の動向や11月の月次経済指標を見極めたいとの様子見気分が強く、
売りが優勢となりました。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=108円57~58銭と円高に傾倒。
15日に米国の対中関税「第4弾」の全面発動を控え、
米中貿易摩擦への警戒感から低リスク通貨とされる円には買いが入りました。
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■明日の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
前週末の米国株価指数の上昇に比べると、
本日の日経平均株価は伸び悩む展開となりました。
今週は海外の重要イベントが目白押しですので、
様子を見たいとの投資家心理は理解できますし、仕方ないでしょう。
ここまで上昇基調を強めてきて、
25日線、75日線と株価が乖離している銘柄には
利益を確定する売りが出やすい点に注意が必要ですが、
米中貿易協議に左右されにくく、
出遅れ感のある銘柄などを狙っていく分には
十分に妙味のある相場だと見ています。
日経平均株価が年初来高値付近に近づいた場面では
短期目線での景気敏感株の空売りを入れておくと
リスクヘッジとして有効でしょう。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:28,015.06 (+337.27)
・ナスダック:8,656.529 (+85.828)
・S&P500:3,145.91 (+26.48)
・為替 ドル円:108.57-108.58(-0.09)
『国内』
・日経平均株価:23,430.70(+76.30円)
・TOPIX:1,722.07(+8.71)
・日経ジャスダック平均株価:3,721.54(+10.23)
・東証マザーズ指数:905.87(-5.22)
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■明日の予定
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『国内』
11月マネーストック(8:50)
11月工作機械受注(15:00)
5年国債入札
『海外』
中国11月消費者物価指数(10:30)
中国11月生産者物価指数(10:30)
独12月ZEW景況感指数(19:00)
FOMC(~12/11)
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