東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■11月8日 本日の見出し
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買い先行も利益を確定する売りが加速し、上げ幅を縮小して終了。
週末を控えることもあり、今夜の米国株の下落を懸念。
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■本日の相場概況
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『国内』
8日の東京株式市場で日経平均株価は、
前日比61円55銭高の2万3,391円87銭と続伸。
7日に中国商務省が「米国との貿易協議で、
発動済みの追加関税を段階的に撤廃する方針で一致した」と発表し
米国株が上昇、為替も円安に傾倒していたほか
オプションSQ算出に絡む買い注文も加わり
大きく上昇して寄り付きました。
しかし、米国のナバロ大統領補佐官が米東部時間7日の夕方に
米フォックスニュースのインタビューに対し
「現時点では『第1段階』の合意条件として
関税撤廃を含めることに合意はない」と述べ、
利益を確定する売りが波及し、下げに転じる場面も。
短期的に金利が上昇してきたため、
不動産投資信託(REIT)の売りも目立っています。
個別銘柄には利益を確定する売りが優勢となり、
日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数は下落して終了。
『海外』
8日午前の中国・上海株式相場で上海総合指数は続伸。
米MSCIが進行国株指数に占める
中国株の組み入れ比率を予定通り引き上げると発表し、
中小型株を中心に海外資金の流入が改めて意識されました。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=109円23~24銭近辺と円安に傾倒。
日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが先行した後は
週末を控えて様子見姿勢が強まっています。
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■来週の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
ここまでの相場上昇をけん引してきた
割安株などに息切れ感があるところを見ると
週明けは一旦の調整を挟む可能性がございます。
一方で、金利上昇に一服感が出てくれば、
バリュー株物色の流れが途絶え、
テーマ性の強い成長株へ資金が流れる期待もできるでしょう。
日経平均株価との連動性が高い銘柄や
低PBRのバリュー株などは一旦売却し、
相場のトレンドに沿ったテーマ株などを
短期で狙っていければと思います。
少し慎重に相場を見ながら選定を進めて参りますので、
来週もよろしくお願いいたします。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:27,674.80ドル (+182.24)
・ナスダック:8,434.516 (+23.888)
・S&P500:3,085.18 (+8.40)
・為替 ドル円:109.28-109.29(+0.33)
『国内』
・日経平均株価:23,391.87円(+61.55円)
・TOPIX:23,391.87(+4.64)
・日経ジャスダック平均株価:3,523.15(-8.18円)
・東証マザーズ指数:857.82(-15.99)
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■月曜日の予定
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『国内』
9月機械受注(8:50)
9月経常収支(8:50)
10月景気ウォッチャー調査
日銀金融政策決定会合の主な意見(10/30~10/31開催分)
『海外』
英7-9月期GDP(18:30)
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