東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■11月1日 本日の見出し
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売り先行も押し目買いが入り下げ幅を縮小して終了。
中国経済指標が2017年2月以来の高水準となったことも支えに。
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■本日の相場概況
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『国内』
1日の東京株式市場で日経平均株価は、
前日比76円27銭安の2万2,850円77銭と反落。
前日の米国株市場で米中貿易協議を巡る不透明感から主要3指数が下落、
ドル=円相場も前日に比べて円高方向に振れたことで
売りが先行する展開となりました。
ただ、トランプ米大統領が「米中が第一段階の貿易協定の署名に向けて
新たな開催地を近く公表する」と述べたこともあり、
売り一巡後は押し目買いが入ったことで、下げ幅を縮小しています。
中国メディアの財新などが1日午前に発表した
10月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が
前月比0.3ポイント上昇の51.7と2017年2月以来の高水準となり、
上海株が上昇したことも買いに繋がりました。
村田製作所や任天堂など好決算を発表した
銘柄にも買いが集まっています。
今晩に米ISM製造業景況感指数と雇用統計の発表を控え
後場からは様子見ムードの強い展開となりました。
材料を発表した銘柄に買いが入り、
日経ジャスダック平均は上昇、
東証マザーズ指数は変わらずで終了しています。
『海外』
1日午前の中国・上海株式相場で上海総合指数は反発。
10月の財新中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が51.7と、
2017年2月以来の高水準となり、景気が底入れるとの期待が高まりました。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=108円ちょうど近辺と円高に傾倒。
米中貿易協議の前進を楽観視する雰囲気が後退し、
日経平均株価が下落、円にはリスクオフの買いが優勢となりました。
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■来週の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
本日は前日比でマイナスとなりましたが、
売り一巡後は押し目買いも入り下げ幅を縮小して終了しています。
中国の経済指標が2017年2月以来の高水準となったのは
景気底入れ、株高に期待ができるいい材料だと思います。
今の相場は「米中関係が改善し、企業業績も底入れる」という
シナリオの元に動いていていますので、
米中関連のニュースには注意しつつも
押し目買いで企業業績の良い銘柄を中心に狙っていければと思います。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:27,046.23ドル (-140.46)
・ナスダック:8,292.360 (-11.615)
・S&P500:3,037.56 (-9.21)
・為替 ドル円:107.98-107.99(-0.71)
『国内』
・日経平均株価:22,850.77円(-76.27円)
・TOPIX:1,666.50(-0.51)
・日経ジャスダック平均株価:3,511.82(+1.14円)
・東証マザーズ指数:873.98(±0)
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■火曜日の予定
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『国内』
10月マネタリーベース(8:50)
『海外』
米9月貿易収支(22:30)
米10月ISM非製造業指数(11/6 0:00)
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