東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■9月19日 本日の見出し
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前日のパウエル議長講演を好感し買い先行も、
日銀金融政策の現状維持を受けて上げ幅を縮小して終了。
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■本日の相場概況
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『国内』
19日の東京株式市場で日経平均株価は、
前日比83円74銭高の2万2,044円45銭と小幅反発。
FRBのパウエル議長がFOMC後の講演で
金融政策に対して柔軟な姿勢を見せたことから
買いが先行する展開となりました。
節目とされる2万2,000円を明確に突破したため、
売り方の買い戻しが加速し
一時は2万2,250円付近まで上げ幅を拡大。
ただ、ランチタイム中に日銀政策決定会合で
金融政策の現状維持を決定したと伝わったことで
為替が円高に傾倒、
日経平均株価は上げ幅を縮小して終了しています。
内需関連銘柄にも物色の矛先が向き、
日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数も上昇。
『海外』
19日午前の中国・上海株式相場で上海総合指数は小幅続伸。
18日の米利下げを受け、貸出金利下げなど
中国当局の追加の金融緩和策に対する期待が強まり
買いが先行する展開となりました。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=107円90~91銭近辺と円高に傾倒。
日銀が金融政策決定会合で現行の金融政策の維持を決め、
金融緩和に消極的と受け止められたことで円買いにつながっています。
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■明日の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
為替の円安進行が一服し、
日経平均株価は伸び悩んで終了しています。
ただし需給面では下げにくい状態が続いています。
日経平均の2倍の値動きになるように運用するETFである
1570 日経平均レバレッジ・インデックスは
信用倍率1倍を割り込み、逆日歩も点灯中です。
最近では日経レバの信用倍率が1倍を
割り込んだのは17年9~11月と16年10~12月の2回。
17年は10月に日経平均が16連騰し、
その後に26年ぶり高値をつけましたし
16年は米大統領選でのトランプ氏勝利を起点とした
世界的な株高「トランプラリー」につながりました。
多少の調整はあると見ていますが、
需給面では崩れにくいとして
下げた場面を狙いつつ
積極的に買い付けていっていいでしょう。
スケジュール面でも10月に米中閣僚級協議を控えるため
米中関連の悪材料は出にくいと見ています。
また、推奨中の銀行株の空売りについてですが、
本日は陰線をつけて終了しています。
ほぼ含み益になっているかと思いますので、
タイミングを見計らいつつ買い戻しを推奨する予定です。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:27,147.08ドル (+36.28)
・ナスダック:8,177.392 (-8.624)
・S&P500:3,006.73 (+1.03)
・為替 ドル円:107.93-107.94(-0.26)
『国内』
・日経平均株価:22,044.45円(+83.74円)
・TOPIX:1,615.66(+9.04)
・日経ジャスダック平均株価:3,365.58(+12.37円)
・東証マザーズ指数:848.29(+3.07)
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■明日の予定
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『国内』
8月消費者物価指数(8:30)
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