東京市場寄付き『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■9月10日 本日の見出し
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米中摩擦への警戒感後退は引き続き支え。
上値では利益確定売りも出やすく伸び悩む展開に。
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■本日の日本株概況
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おはようございます、アナリストのkanonです。
米中摩擦への過度な警戒が和らいだことで
前日のNY外国為替市場で円相場は
1ドル=107円20銭台と約1ヶ月ぶりの水準まで下落。
米金利も上昇しており、
株式市場は良好なムードを継続しています。
一方で、前日までの上げ幅が大きかったことから
日経平均先物は夜間取引で10円高と
小幅な上昇にとどまっており、
そろそろ利益確定売りが波及しやすいタイミング。
今まで割安に放置されていた
金融株や景気敏感株などの現在の上昇は
持続的ではないとの見方が多く、
利確売りが重荷となり伸び悩みやすいでしょう。
ただ、市場のムードは落ち着いているため
テーマ性や話題性の強い銘柄などは
積極的に物色される期待もできそうです。
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■前日の海外概況
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『NYダウ工業30種平均』
9日のNY株式市場でダウ工業株30種平均は、
前主末比38ドル05セント高の2万6,835ドル51セントと続伸。
ムニューシン米財務長官が9日の米テレビインタビューで
「中国の貿易交渉担当者が米担当者と
協議を再開したことは中国の誠意の表れだ」などと述べ、
米中摩擦への過度の警戒感が和らいでいます。
また、政治専門紙ポリティコも6日の取引終了後に、
中国通信機器最大手のファーウェイへの輸出規制の緩和などを条件に、
中国が米国の農産物の購入増を提案したと報道。
米中が歩み寄りを見せているとの受け止めから
中国売上高比率の高い銘柄に買いが続いています。
ただ、主要500社ベースの予想PER(株価収益率)は17倍前後に達し、
過去1年近くのレンジの上限に近づいていることから
上値では高値警戒感を意識した売りに押される展開に。
ナスダック総合株価指数は続落して終了しています。
『為替』
9日のNY外国為替市場で円相場は、1ドル=107円20~30銭と円安に傾倒。
米中の貿易交渉が進展するとの期待を背景に円売りが優勢となりました。
『日経平均先物』
9日のシカゴ日経平均先物9月物は前週末比130円高の2万1,350円と続伸。
米中貿易協議の進展期待が買いを支えています。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:26,835.51ドル (+38.05)
・ナスダック:8,087.437 (-15.637)
・S&P500:2,978.43 (-0.23)
・為替 ドル円:107.23-107.24(+0.27)
『国内』
・日経平均株価:21,318.42円(+118.85円)
・TOPIX:1,551.11(+14.01)
・日経ジャスダック平均株価:3,324.10 (+8.70円)
・東証マザーズ指数:858.93(+3.39)
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■本日のイベント
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『国内』
8月マネーストック(8:50)
8月工作機械受注(15:00)
『海外』
中国8月消費者物価指数(10:30)
中国8月生産者物価指数(10:30)
米アップルによる新製品発表
休場:インド
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■本日決算発表
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サムコ、シーイーシー、山岡家、HEROZ、
アールエイジ、TBCSCAT、
シャノン、マツモト、丹青社
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■本日の注目銘柄
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・【3071】ストリーム
前日に決算を発表し、
20年1月期第2四半期累計(2-7月)の連結経常利益は
前年同期比23倍の6800万円に急拡大。
※こちらは直近材料が出た銘柄や市場で
注目されている銘柄で買い推奨ではございません。
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