東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■8月23日 本日の見出し
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8月米PMIの悪化を要因に米金融政策への期待高まる。
上海株や米株価指数先物の上昇を支えに堅調な展開に。
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■本日の相場概況
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『国内』
22日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比82円90銭高の2万0,710円91銭と続伸。
22日に発表された8月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が
2009年9月以来約10年ぶりに拡大と悪化の分け目となる50を割り込んだことで
パウエルFRB議長がハト派的な姿勢を示すのではないかという思惑が波及し、
時間外取引で米株価指数先物が上昇したことが支えとなっています。
個別銘柄では、韓国が日本との軍事情報包括保護協定の破棄を決定したため
地政学リスクの高まりが意識され、防衛関連銘柄の上昇が目立ちました。
個別に材料の出た銘柄に買いが入りましたが、
ポジション調整の売りで上値は重く
日経ジャスダック平均株価は小幅安、東証マザーズ指数は小幅高と
新興市場は方向感に欠ける展開となっています。
『海外』
23日午前の中国・上海株式相場で上海総合指数は続伸。
米中の次官級の電話協議により、
通商問題を巡る米中閣僚級協議の9月開催に向け
前進したとみられることも投資家心理の支えとなっています。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=106円59~60銭と円安に傾倒。
10時前の中値決済に向け、
輸入企業の円売り・ドル買いが優勢となったほか、
日経平均株価の上昇が円売りの材料となっています。
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■来週の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
現在の時間外取引でのNYダウの値動きを見ると、
今夜のパウエルFRB議長講演には期待感の方が強い模様です。
米8月製造業PMIの悪化が要因かと見ていますが、
米連銀総裁は利下げはまだ早いとのタカ派的な姿勢を示しており、
パウエル氏がどういった発言をするか依然として不透明。
また、パウエル氏のちょっとした言い回しに
市場心理が左右される可能性もあり読みにくいので、
イベント通過後のNYダウや為替の値動きを見て
持ち高を動かしていくのがいいでしょう。
米中貿易摩擦については
9月1日に予定される第4弾追加関税発動が近づきつつあります。
22日に、中国は米国が対中追加関税という
誤った行動を改めるよう望むとした上で、
新たに関税が引き上げられれば
状況はエスカレートしかねないと強調しています。
一方、米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長によると
米中通商問題に関して両国が21日に
「非常に建設的な」次官級の電話協議を行い、
引き続き9月の対面協議開催を計画していると伝わっています。
追加関税発動期限前の30日(金)あたりは、
日程面で膠着感が強まりやすいと見ているため
まずは今夜のNYダウの動きを分析し、
来週早い段階で銘柄を買い付けていくのがいいでしょう。
来週は月曜日から銘柄を推奨し、
週内の利益確定を狙っていく予定ですので
是非お買付けをご検討ください。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:26,252.24ドル (+49.51)
・ナスダック:7,991.388 (-28.820)
・S&P500:2,922.95 (-1.48)
・為替 ドル円:106.61-106.62(+0.17)
『国内』
・日経平均株価:20,710.91円(+82.90円)
・TOPIX:1,502.25(+4.19)
・日経ジャスダック平均株価:3,331.92 (-1.57円)
・東証マザーズ指数:879.57(+3.21)
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■月曜日の予定
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『海外』
独8月Ifo景況感指数(17:00)
米7月シカゴ連銀活動指数(21:30)
米7月耐久財受注(21:30)
休場:英国、フィリピン
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