東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■7月30日 本日の見出し
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下方修正を発表した銘柄に悪材料出尽くしと見た買いが入る。
一方、日銀の金融緩和政策は据え置きとなり指数は上げ幅を縮小。
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■本日の相場概況
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『国内』
30日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比92円51銭高の2万1,709円31銭と続伸。
ファナックやスクリンなど前日に下方修正を発表した銘柄に
悪材料出尽くしと見た買いが入る展開となりました。
日銀政策決定会合については、
「超低金利政策を少なくとも2020年春ごろまで続けるとする
フォワードガイダンス(先行きの指針)の期間を延長するのでは」という
期待が前場には支えとなりましたが、
特に変更なく終了したことから期待が剥落し
後場から日経平均株価は上げ幅を縮小。
また、6月の鉱工業生産指数速報は前月比で3.6%低下し、3ヶ月ぶりの減少に。
生産予測指数は前月比で2.7%上昇、8月は同0.6%と上昇となりましたが、
予想外に弱いとの見方から企業業績の先行きも懸念されています。
好決算を発表して上昇していた銘柄に売りが出るなどして、
日経ジャスダック平均株価は反落、
個別銘柄が物色されたことで東証マザーズ指数は続伸しています。
『海外』
20日午前の中国・上海株式相場で上海総合指数は反発。
中国人寿保険などの保険大手が増益見通しを発表したの受け、
金融株に好業績期待が高まっています。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=108円57銭近辺と円高に傾倒。
30日まで金融政策決定会合を開いていた日銀が、
12時前に金融政策の現状維持を決めたと発表し
緩和姿勢が弱いとして円買いに繋がっています。
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■明日の日本株見通し
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アナリストのkanonです。
今回は下方修正が出ても材料出尽くし感で
買われている銘柄が多いですね。
また、明日にはFOMCの結果発表を予定していますが、
市場予想通りの内容なれば
長期金利が下げ止まる展開が想定されます。
そうなると、今まで売られてきた銀行株などには
割安感を好感した買いが入りやすくなる可能性も。
この辺りは、注目していきたいですね。
一方で、日銀が現状維持の金融政策を決定したため
明日もし米FRBが市場予想を上回る緩和姿勢を見せれば
円相場に波乱が起こるリスクも。
明日はポジション調整程度の売買にして
FOMC通過後の相場の方向性を見極めていければと思います。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:27,221.35ドル (+28.90)
・ナスダック:8,293.329 (-36.882)
・S&P500:3,020.97 (-4.89)
・為替 ドル円:108.59-108.60(-0.05)
『国内』
・日経平均株価:21,709.31円(+92.51円)
・TOPIX:1,575.58(+7.01)
・日経ジャスダック平均株価:3,471.08 (-6.09円)
・東証マザーズ指数:903.28(+4.13)
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■明日の予定
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『国内』
6月住宅着工統計(14:00)
『海外』
中国7月製造業PMI(10:00)
ユーロ圏4-6月期GDP(18:00)
米7月ADP全米雇用リポート(21:15)
パウエルFRB議長会見
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