■
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
■7月29日 本日の見出し
┗━━━━━━━━━━━━━━━━
景気敏感株に業績回復の遅れを警戒した売りが波及。
重要イベントを前に様子見ムードも目立つ。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
■本日の相場概況
┗━━━━━━━━━━━━━━━━
『国内』
29日の東京株式市場で日経平均株価は
前週末比41円35銭安の2万1,616円80銭と続落。
キーエンスや東京エレクトロンなどの決算を受け
「景気敏感株の業績回復は遠い」との思惑が広がり、
電気機器株や機械株、半導体株に売りが広がっています。
今週に米連邦公開市場委員会(FOMC)や
日銀政策決定会合などのイベントを控えることから
様子見ムードも目立ちました。
外国為替市場で円相場がやや円安・ドル高に振れたことを支えに
大引けにかけては下げ幅を縮小して終了。
通期業績の上方修正などを発表した銘柄に買いが入り
日経ジャスダック平均株価、東証マザーズ指数は反発しています。
『海外』
27日午前の中国・上海株式相場で上海総合指数は小幅反落。
27日発表の6月の中国工業企業利益が前年同月比で減少した上、
上海総合指数は26日までの4日続伸で2%上げており、
目先の利益を確定する売りがやや優勢となりました。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=108円58~59銭近辺と円高に傾倒。
米中貿易協議の進展に不透明感が広がるなか
円買いがやや優勢となりましたが、
FOMCを前に持ち高を傾ける動きは限定的です。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
■明日の日本株見通し
┗━━━━━━━━━━━━━━━━
30~31日に予定する米FOMCでは0.50%の利下げには動きにくく、
0.25%の利下げに留まるとの見通しが多いです。
0.25%であれば既に市場には織り込み済みで
急速な円高傾倒は防げるでしょう。
一方で、夏休み前に日本企業が
為替予約(先物のドル売り)を増やすことなどを背景に、
8月には円高が進みやすいというアノマリーも。
FOMC通過後に相場の流れが変わる可能性もあるため
積極的には動きにくく方向感の定まらない展開が続きそうです。
また、明日は国内重要指標発表を多く控えるほか、
黒田日銀総裁が会見を行います。
サプライズが出てくる可能性は低そうですが、
無事通過すれば安心材料となる期待はできるでしょう。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
■主要指数
┗━━━━━━━━━━━━━━━━
『海外』
・NYダウ:27,192.45ドル (+51.47)
・ナスダック:8,330.211 (+91.670)
・S&P500:3,025.86 (+22.19)
・為替 ドル円:108.59-108.60(-0.03)
『国内』
・日経平均株価:21,616.80円 (-41.35円)
・TOPIX:1,568.57(-2.95)
・日経ジャスダック平均株価:3,477.17 (+6.08円)
・東証マザーズ指数:899.15(+3.07)
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
■明日の予定
┗━━━━━━━━━━━━━━━━
『国内』
黒田日銀総裁会見
日銀が経済・物価情勢の展望を公表
6月完全失業率(8:30)
6月有効求人倍率(8:30)
6月鉱工業生産指数(8:50)
『海外』
FOMC(~7/31)
米中閣僚級貿易協議(~7/31 上海)
米6月個人消費支出・個人取得(21:30)
米5月S&Pコアロジック・ケース・シラ-住宅価格指数(22:00)
米6月NAR仮契約住宅販売指数(23:00)
米7月消費者信頼感指数(23:00)
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
■アナリストよりワンポイント!
┗━━━━━━━━━━━━━━━━
アナリストの江口です。
相場の膠着感が強まっていますね。
推奨中銘柄については様子を見つつ、
少し整理をしていければと思います。
【株式2.0】
友だち追加URL:http://nav.cx/igoc3u1
【日本投資機構株式会社】
【信憑性のないクチコミサイトにご注意】
日本投資機構株式会社 志村暢彦監修作品