東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■7月8日 本日の見出し
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米利下げ期待後退をきっかけに売りが先行し反落。
米株価指数先物や中国・上海株の下落も重荷に。
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■本日の相場概況
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『国内』
8日の東京株式市場で日経平均株価は
前週末比212円03銭安の2万1,534円35銭と反落。
6月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数が予想を上回る増加となり、
米国の早期の利下げ期待が後退したことで
前週末の米国株が下落した流れを引き継ぎ朝方から売りが先行しました。
寄り付き前に発表された5月の機械受注が予想を下回ったことも
機械株や設備投資関連株の売り要因に。
また、7月8日と10日はETF(抒情投資信託)の決算日が集中し、
運用会社からの分配金支払いのための換金売りが出るとの観測も
指数の押し下げ要因となっています。
中国・上海株の下落や米国株価指数が時間外取引で
下げ幅を拡大したことも重荷となりました。
日経平均株価が下落したことで積極的な買いが入らず、
ジャスダック平均株価は小幅続伸、東証マザーズ指数は反落しています。
『海外』
8日午前の中国・上海株式相場で上海総合指数は反落。
特段の買い材料に乏しいなかで高値警戒感が強まり、
寄り付きで心理的な節目の3,000を割り込んだ後、下げ幅を拡大しています。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、
1ドル=108円31~32銭近辺と円安に傾倒。
前週末発表の6月の米雇用統計を受け米利下げ期待が後退し、
日米金利差縮小の思惑も後退したことで円売りが先行しました。
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■明日の日本株見通し
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7月のQUICK株式月次調査では今後6カ月間の株価変動要因について、
「政治・外交」とした回答が25%(前月は42%)に減少する一方、
「景気・企業業績」の回答が51%(前月は40%)に増加。
これから始まる4~6月期の決算発表に注目が集まっている模様です。
米中貿易摩擦の激化が懸念された期間であるほか、
企業の想定為替レートの平均値よりドル円相場が円高で推移したため
企業業績への影響が注目されていますが、
好決算銘柄には決算内容を素直に好感しての
買いが入りやすい面もあるでしょう。
とはいえ決算発表本格化まではまだ少し期間があり、
10日にはETF(抒情投資信託)の決算日の集中、
米国ではパウエル議長が発言するというリスクイベントも。
相場全体がやや軟調に揉み合う中で
好業績銘柄にスポットが当たる展開が想定されるとして
明日の相場を見ていきます。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:26,922.12ドル (-43.88)
・ナスダック:8,161.791 (-8.440)
・S&P500:2,990.41 (-5.41)
・為替 ドル円:108.35-108.36(+0.30)
『国内』
・日経平均株価:21,534.35円 (-212.03円)
・TOPIX:1,578.40(-14.18)
・日経ジャスダック平均株価:3,454.60円 (+0.02円)
・東証マザーズ指数:916.04(-9.89)
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■明日の予定
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『国内』
5月毎月勤労統計(8:30)
6月マネーストック(8:50)
6月工作機械受注(15:00)
5年国債入札
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■株式2.0参加者様へワンポイント!
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アナリストの江口です。
ここしばらく銘柄の売却推奨が続いていますが、
みなさま売り逃しはないでしょうか?
決算期が近づき注目される銘柄も変化してきているので
保有銘柄の出来高が細ってしまってじり安になっている可能性や、
決算発表日が近づいている可能性があります。
機会損失や塩漬けを生んでしまうリスクがあるため
売り逃しがある場合は今後の見通しをお伝えしています。
是非ご相談くださいね!
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