東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■5月9日 本日の見出し
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明日の米国による対中追加関税発動を懸念し、
リスクオフの動きが波及。
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■本日の相場概況
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『国内』
9日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比 円 銭安の2万1, 円 銭と続落。
日本時間9時半頃にはトランプ米大統領が
2,000億ドル(約22兆円)分の中国製品に対する制裁関税を
10日に現在の10%から25%に引き上げる方針を巡り
「中国が約束を破ったからだ」と批判し、
米中貿易協議の先行き不透明感が警戒されたことで
売りが加速する展開となりました。
外国為替市場で円相場が1ドル=109円台後半まで
円高に振れたことも嫌気されています。
明日は日本の場中に対中関税発動の有無が決定するため
終日リスクオフの動きが優勢となり、安値圏でもみ合いに。
国内では、住宅金融支援機構が提供する
長期固定金利型の住宅ローン「フラット35」が、
不動産投資に不正利用された疑いが出ており
住宅関連株に売りが波及しています。
米中貿易摩擦再燃への警戒感が高まったことで
新興株市場でも売りが膨らみ
ジャスダック平均株価、東証マザーズ指数も続落しています。
『海外』
9日午前の中国・上海株式相場は続落。
米中貿易摩擦の激化懸念が再燃するなか
海外投資家が中国市場に対する投資を圧縮するとの警戒が強まり、
大型株を中心に売りが広がっています。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場では、
1ドル=109円92~93銭近辺と円高に傾倒し小動き。
トランプ米大統領が中国を批判したことをきっかけに
リスクオフの円買いが優勢となりました。
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■明日の日本株見通し
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明日はオプションSQを控える上に、
場中に米国により対中関税が発動する可能性もあり、
報道によって株価が大きく振れる展開も想定されます。
新規の買いについては様子を見つつ
慎重に行っていきたいとして明日の相場を見ていきます。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:25,967.33ドル (+2.24)
・ナスダック:7,943.319 (-20.437)
・S&P500:2,879.42 (-4.63)
・為替 ドル円:109.87-109.88円 (-0.26)
『国内』
・日経平均株価:21,402.13円 (-200.46円)
・TOPIX:1,550.71(-21.62)
・日経ジャスダック平均株価:3,415.06円 (-31.23円)
・東証マザーズ指数:914.59 (-26.13)
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■明日の予定
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『国内』
日銀金融政策決定会合の主な意見(4/24~25開催分)
3月家計調査(8:30)
3月毎月勤労統計(8:30)
オプションSQ
『海外』
米4月消費者物価指数(21:30)
米4月財政収支(5/11 3:00)
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■株式2.0参加者様へワンポイント!
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アナリストの江口です。
目先はリスクオフの動きが優勢となる展開が想定されますが、
米中次第では直近軟調であった銘柄に一気に買い戻しが入る期待も。
また、今週で多くの決算発表を通過するため
決算内容を見直しての銘柄上昇にも期待ができるでしょう。
多少リスクオフのロスカットが必要となったとしても
気を落とさずについてきていただければと思います。
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