東京市場寄付き『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■4月25日 本日の見出し
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10連休を控える中で中国景気についての
楽観ムードが後退し、上値の重い展開に。
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■本日の日本株見通し
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前日に【6954】ファナックが、
2020年3月期の純利益が前期比6割減るとの見通しを公表。
【6305】日立建機も同3割減益になりそうだとし、
米国ではキャタピラーが中国売上高の減少を発表しています。
貿易摩擦を含め「予断を許さない状況が続く」として
中国経済について慎重な見通しを示しており、
中国関連銘柄については日本市場でも売りが優勢となりそうです。
ただ前日の米国株市場で
フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が連日で過去最高値を更新しており、
半導体セクターについては下支えの強さが予想されます。
為替が112円前半と12月下旬以来
ほぼ4ヶ月ぶりの円安水準で推移していることも支えに。
米国株の割高感が強まる中で
本来なら割安な日本株への資金流入が期待できる局面ですが、
10連休を前にして中国景気への懸念が浮上したため
リスク回避の手仕舞い売りが出やすく
上値の重い展開が想定されるとして本日の相場を見ていきます。
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■前日の海外概況
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『NYダウ工業30種平均』
24日の米株式市場でダウ工業株30種平均は、
前日比58ドル32セント安の2万6,598ドル07セントと反落。
米キャタピラーが24日に発表した決算では
1~3月期の1株あたり利益が
前年同期比4%増の2.94ドルと市場予想を上回りましたが、
中国での売上高は前年同期より4%減少。
決算説明会で最高経営責任者(CEO)が
中国市場での競争激化に言及したこともあり
売りが優勢となりダウ平均の重荷となりました。
また、4月の独Ifo企業景況感指数が
市場予想に届かなかったことも市場心理を冷やしています。
中国についても、中国人民銀行(中央銀行)が
預金準備率をさらに引き下げるとの噂を否定したと伝わり、
中国景気の回復期待もやや後退。
世界景気の先行きについて楽観的な見方が後退したことから
米欧の長期金利が低下し、金融株にも売りが波及しました。
前日には多くの機関投資家が運用指標とする
S&P500種株価指数とナスダック総合株価指数が
過去最高値を更新していたため、利益確定売りも重しに。
一方で、前日夕の四半期決算が市場予想ほど落ち込まなかった
半導体のテキサス・インスツルメンツ(TI)が上昇し、
半導体株の一角に買いが波及、相場が上げる場面も見られました。
アマゾン・ドット・コムやネットフリックスなどに
利益確定売りが波及し、ナスダック総合株価指数は反落しています。
『為替』
24日のニューヨーク外国為替市場で
円相場は1ドル=112円15銭~25銭と円安に傾倒。
米債券市場で値ごろ感からの長期債買いなどが入り
米長期金利が低下したことが、円買いに繋がっています。
24日のシカゴ日経平均先物6月物は前日比115円安の2万2,220円と反落。
オーストラリアで24日発表された
1~3月期の消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、
利下げ観測が強まりました。
また、カナダ銀行(中央銀行)は24日、
政策金利を据え置き、声明では「利上げ」を巡る文言を削除して
19年の実質国内総生産(GDP)の成長率見通しを下方修正。
海外中銀のハト派色が強まるとの観測で
(景気が相対的に強い)ドルに買いが入っています。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:26,597.05ドル (-59.34)
・ナスダック:8,102.015 (-18.807)
・S&P500:2,927.25 (-6.43)
・為替 ドル円:112.13-112.14円 (+0.32)
『国内』
・日経平均株価:22,200.00円 (-59.74円)
・TOPIX:1,612.05(-10.92)
・日経ジャスダック平均株価:3,436.07円 (+1.16円)
・東証マザーズ指数:933.40 (+5.90)
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■本日のイベント
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『国内』
黒田日銀総裁会見
日銀が経済・物価情勢の展望を公表
『海外』
「一帯一路」首脳会議が開幕(北京 ~4/27)
米3月耐久財受注(21:30)
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■決算発表
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任天堂、野村HD、京セラ、アステラス薬、
大塚商、川重、積水化、第一三共、相鉄HD、
山崎パン、野村不HD、アイカ工、日立化成、
NRI、ヤフー、ファンケル、ノエビアHD、
小林製薬、富士電機、アンリツ、アドバンテ、
日野自、ネットワン、日立ハイテク、大和証G、
JR東日本、関西電、東北電、OLC、
日立金、JR東海、ZOZO
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■株式2.0参加者様へワンポイント!
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おはようございます、アナリストの石塚です。
企業決算の本格化を迎える中で
決算内容を確かめつつ一進一退の展開が続きそうです。
下落局面も意識して、
リスクヘッジのため空売りの活用なども
少しずつ視野に入れておくべきでしょう。
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