東京市場寄付き『市況』by日本投資機構株式会社 評判上昇中!
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
■3月5日 本日の見出し
┗━━━━━━━━━━━━━━━━
好材料の出尽くし感から弱い経済指標が意識される。
前日の窓を埋める形での調整が想定され、軟調な展開に。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
■本日の日本株見通し
┗━━━━━━━━━━━━━━━━
先月から米中通商協議への期待が相場を押し上げてきましたが、
「米中が今月下旬にも貿易交渉で合意する見通し」と伝わり
好材料の出尽くし感から
前日の米国株市場で利益確定売りが波及しています。
日本株もこの流れを免れないでしょう。
他の材料を見てみると、
弱い経済指標や次なる標的が日本となる米国の貿易政策など
懸念材料が多く、新たな買い材料は見当たりません。
テクニカル面を見ると
前日の日経平均株価は窓を開けて上昇していることから
まずは窓を埋める形で、
前週末の終値2万1,602円付近までの下落が想定され
下げ止まるかが焦点になるとして
本日の相場を見ていきます。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
■前日の海外概況
┗━━━━━━━━━━━━━━━━
『NYダウ工業30種平均』
4日の米株式市場でダウ工業株30種平均は
前週末比206ドル67セント安の2万5,819ドル65セントと反落。
3日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが、
米中が関税引き下げを議論していると報道。
3月下旬に首脳会談で合意する見通しとされたことから
朝方は中国関連銘柄に買いが先行する展開となりました。
ただ、米中合意は相場にある程度織り込み済みで
報道をきっかけに利益確定売りが出たほか、
知的財産権侵害など中国の構造問題を巡る協議は
合意に至っていない模様であることから
内容を見極めたいとの向きも強まっています。
前週に民主党議員が
国民皆健康保険制度の法案や薬価引き下げを提案したことで
医療保険関連株などにも売りが続いています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数も
バイオ製薬株や半導体株の一角が下落したことで反落。
ただし、アップルやアルファベット(グーグル)などの
ハイテク株は小幅ながらも上昇しており、
一旦の利益確定売りが波及しただけで
相場が決して悲観的になったわけではないとの見方が優勢です。
『為替』
4日のニューヨーク外国為替市場で円相場は
1ドル=111円70銭~80銭と円高に傾倒。
米株式相場が下落したことをきっかけに
円相場の下落が続いていたため利益確定の円買いが波及しました。
4日のシカゴ日経平均先物3月物は、前週末比70円安の2万1,685円と反落。
米中貿易交渉の合意が近いとの期待から買いが先行したものの
米株とともに利益確定の売りに押されて終了しています。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
■主要指数
┗━━━━━━━━━━━━━━━━
『海外』
・NYダウ:25,819.65ドル (-206.67)
・ナスダック:7,577.567 (-17.786)
・S&P500:2,792.81 (-10.88)
・為替 ドル円:111.72-111.73円 (-0.18)
『国内』
・日経平均株価:21,822.04円 (+219.35円)
・TOPIX:1,627.59(+11.87)
・日経ジャスダック平均株価:3,498.01円 (+20.39円)
・東証マザーズ指数:938.16 (+9.19)
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
■本日のイベント
┗━━━━━━━━━━━━━━━━
『国内』
10年国債入札
『海外』
米2月ISM非製造業景況指数(3/6 0:00)
米12月新築住宅販売(3/6 0:00)
米1月財政収支(3/6 4:00)
中国全人代が開幕
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
■本日の国内決算発表
┗━━━━━━━━━━━━━━━━
くらコーポ、ザッパラス、フジコーポ、アインHD
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
■株式2.0参加者様へワンポイント!
┗━━━━━━━━━━━━━━━━
おはようございます、アナリストの石塚です。
相場が一段調整する可能性もあることから
前日の推奨銘柄を含む新しい銘柄の買い付けには
少し慎重になって欲しいです。
相場や銘柄がずるずると下げているときには入らずに
少し待ってみて値動きが安定してからの
お買付けをご検討ください。
年始から押し目らしい押し目もなく
相場が上昇を続けておりましたので
この下げが押し目を狙うチャンスとなる可能性も。
利益を取るためには買いタイミングを
きちんと見計らう必要もあると見ていますので、
迷った場合は是非ご連絡ください。
「株式2.0」
絶賛発売中!