東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社
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■3月4日 本日の見出し
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米株高や為替の円安進行を好感し大幅上昇。
先物の買戻しが、現物指数を押し上げた面も。
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■本日の相場概況
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『国内』
4日の東京株式市場で日経平均株価は
前週末比219円35銭高の2万1,822円04銭と続伸。
前週末の米株高や為替の円安進行を好感し、
買いが先行する展開となりました。
米国が対中関税の全てか大半を撤廃する可能性が高いとの報道もあり、
米中が通商協議で合意に至るとの期待が高まったことから
電気機器や機械株などへ買いが入り相場を押し上げました。
中国・上海総合指数が取引時間中として約8カ月半ぶりに
心理的な節目である3,000を回復するなど堅調に推移したことも相場の支えに。
外国人投資家による先物の買戻しが、現物指数を押し上げた面も。
一方で、今後は日米交渉が本格化するとして、
自動車株などには売りが優勢となっております。
主力株を中心に個人投資家の買いが優勢となり、
日経ジャスダック平均株価、東証マザーズ指数も続伸しています。
『海外』
4日午前の中国・上海株式相場で上海総合指数は大幅に続伸。
貿易摩擦が収束するとの期待が高まったほか、
5日に始まる全国人民代表大会景気下支え策が打ち出されるとの期待から
投資家のリスク選好姿勢が強まっています。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場では、1ドル=111円96~97銭近辺と円安に傾倒。
米中貿易交渉の進展期待から日経平均株価が上昇し、
歩調を合わせた円売りが出ています。
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■明日の日本株見通し
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日経平均株価の日足チャートを見ると
窓を開けて上昇を見せており、
高値圏で十字線をつけて終了しています。
8日(金)にはメジャーSQの算出も控えるため
先物が主導し反落、乱高下する可能性には
警戒しておきたいです。
また、米中貿易摩擦が解消するとの期待を
織り込んで相場が上昇を続けていることから
これ以上の上値追いには材料不足な印象も。
とはいえ、日本株は米国や中国に比べて
戻りの遅さも意識されることから
下値は限定的として明日の相場を見ていきます。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:26,026.32ドル (+110.32)
・ナスダック:7,595.353 (+62.821)
・S&P500:2,803.69 (+19.20)
・為替 ドル円:111.96-111.97円 (+0.15)
『国内』
・日経平均株価:21,822.04円 (+219.35円)
・TOPIX:1,627.59(+11.87)
・日経ジャスダック平均株価:3,498.01円 (+20.39円)
・東証マザーズ指数:938.16 (+9.19)
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■明日のイベント
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『国内』
10年国債入札
『海外』
米2月ISM非製造業景況指数(3/6 0:00)
米12月新築住宅販売(3/6 0:00)
米1月財政収支(3/6 4:00)
中国全人代が開幕
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■株式2.0参加者様へワンポイント!
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アナリストの江口です。
本日は相場が大幅に上昇を見せましたが
個別銘柄に関してはまちまちとなりました。
そろそろ戻り相場に一服感が出てくることも想定されるため
週内に多少の調整局面が訪れる可能性も。
本日17時に推奨予定の銘柄につきましては
買いタイミングを分けてリスクを分散することも
視野にご検討いただければと思います。
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