日本投資機構 公式ブログ

日本株、外国株、仮想通貨、為替、投資に役立つシステム開発やセミナー、投資塾などグローバルに展開する日本投資機構株式会社

10月7日(木)米債務上限問題への懸念が和らぎ買い優勢に。

 

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■10月7日 本日の見出し
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米債務上限問題への懸念が和らぎ買い優勢に。
連日の下落に対する押し目買いが入るも、上値は重い展開。

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■本日の相場概況
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『国内』
 
本日の東京株式市場で日経平均株価
前日比149円34銭高の2万7,678円21銭と反発。

連邦政府の債務上限問題への懸念が和らぐなど
外部環境の改善が買い安心感につながり、
買い優勢の展開となりました。

ただ、2万8,000円近辺での戻り売りは重く、
伸び悩んで終了しています。

日経ジャスダック平均株価、東証マザーズ指数も反発して終了しています。

『海外』

7日午前の香港株式市場でハンセン指数は大幅に反発。

前日の米国株高や、米中両首脳が
オンライン形式で年内に協議すると伝わったことなどを受けて、
投資家が運用リスクを取る姿勢を強めました。

『為替』

7日14時時点の東京外国為替市場で
円相場は1ドル=111円41~42銭近辺と円高に傾倒。

新たな取引材料に欠けるなか、
7日午後に日経平均株価が伸び悩んだのを受けて、
「低リスク通貨」とされる円には買いが優勢となりました。

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■明日の日本株見通し
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日経平均株価は2万7,000円近辺を
下値目途として一旦下げ止まった形です。

明日はオプションのSQ算出も控えますから、
ポジション調整の買いも本日は支えになったのでしょう。

ただ、中国景気の減速や原材料・エネルギー高への
懸念感は完全に払しょくされたわけではなく、
様子見ムードの強い展開は今後もしばらく続きそうです。

明日は米雇用統計の発表も控えており、
後場にかけては売りも出やすいと見られるため、

2万7,000円台で値固めするかを確認しながら、
下値での買いを狙っていくのが良いでしょう。

個別では、安定的に成長している銘柄でも
PERなどの株価指標面に値ごろ感が強まっているものが散見されますので、
下値を少しずつ買い集めて少し長い目線で見ていくような
取り組みを行っても妙味がありそうです。

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■明日の予定
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『国内』

オプションSQ
8月家計調査(8:30)
8月毎月勤労統計調査(8:30)
9月景気ウォッチャー調査(14:00)

『海外』

ノーベル平和賞発表
米9月雇用統計(21:30)

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■主要指数
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『海外』

・NYダウ:34,416.99(+102.32)

・ナスダック:14,501.911(+68.081)

・S&P500:4,363.55(+17.83)

・為替:111.37-111.38(-0.30)

『国内』

日経平均株価:27,678.21(+149.34)

TOPIX:1,939.62(-2.29)

・日経ジャスダック平均株価:3,935.95(+10.81円)
 
東証マザーズ指数:1,084.01(+19.90)
 

10月7日(木)2万7,000円近辺を下値目途として下げ渋る展開に。

 

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■10月7日 本日の見出し
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2万7,000円近辺を下値目途として下げ渋る展開に。
連邦政府の債務上限をめぐる懸念後退も支え。

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■本日の日本株概況
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おはようございます、Kanonです。

前日の米国株市場では、野党の共和党上院が
連邦政府の債務上限の一時停止を提案したと伝わったことや
原油価格の上昇が一服したことで、投資家心理が改善。

日経平均先物の動きを見ましても、
2万7,000円近辺が下値支持線として強く意識されている模様で、
日経平均株価はしばらく8月20日につけた安値である
2万6,954円を下値目途としての底固めを試す展開となるでしょう。

中国恒大問題や、エネルギー不足などを要因とした
世界景気の停滞がより強く意識された場合、
同価格帯を下抜いて、一段安を試す可能性もあり、
需給面でも売り方優勢になっていると見られるため、

売り圧力を確認しながらの買い、
相場が一段下振れた場合のロスカットの徹底など
きちんとリスク管理を行っていきたいです。

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■前日の海外概況
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『NYダウ平均』

6日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は、
前日比102ドル32セント高の3万4,416ドル99セントと続伸。

売り先行後、下げ幅は一時450ドル超となりましたが、
共和党上院トップのマコネル院内総務が債務上限を一時的に停止し、
12月までの支出をカバーできる範囲内で債務拡大を認めることを提案したと
午後に伝わったことで買いが入っています。

原油相場が下落し、過度なインフレへの懸念感が後退したことも
買戻しを促す材料となっています。

長期金利が上げ止まったことで押し目買いが入り、
ナスダック総合指数も続伸して終了。

『為替』

6日のNY外国為替市場で円相場は1ドル=111円40~50銭と円安に傾倒。

長期金利の上昇が一服し、日米の金利差拡大の見方がやや薄れ、
円買いが先行も、米国のインフレ圧力の強さを意識したドル買いも入り、
円買い一巡後は方向感に欠ける展開となっています。

日経平均先物

6日のシカゴ日経平均先物12月物は、前日比445円安の2万7,730円と反落。

米株式市場が下落した場面で、下げ幅を拡大しましたが、
徐々に買い戻される推移となっています。

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■本日の予定
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『国内』

9月都心オフィス空室率(11:00)
8月景気動向指数(14:00)
日銀支店長会議で黒田総裁があいさつ
地域経済報告さくらレポート

『海外』

ノーベル文学賞発表
米8月消費者信用残高(10/8 4:00)

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■本日決算発表
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7&I-HD、ローソン、ライフコーポ、ベルク、竹内製作、乃村工、
リソー教育オンワードHD、わらべや、クリーク&リバ、北興化、
日本BS放、フロイント、シグマ光機、三陽商、ツインバード

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■主要指数
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『海外』

・NYダウ:34,416.99(+102.32)

・ナスダック:14,501.911(+68.081)

・S&P500:4,363.55(+17.83)

・為替:111.39-111.41(+0.28)

『国内』

日経平均株価:27,528.87(-293.25)

TOPIX:1,941.91(-5.84)

・日経ジャスダック平均株価:3,925.14(-0.51円)
 
東証マザーズ指数:1,064.11(-14.02)

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■本日の注目銘柄
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・【6194】アトラエ

前期経常を一転27%増益に上方修正・最高益更新へ。

※こちらはアナリスト注目の銘柄で
推奨ではありません。
 

10月6日(水)世界景気の先行き不透明感から上値の重い展開に。

 

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■10月6日 本日の見出し
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世界景気の先行き不透明感から
押し目買い意欲が限定的で売りに押される展開に。

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■本日の相場概況
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『国内』
 
本日の東京株式市場で日経平均株価
前日比293円25銭安の2万7,528円87銭と続落。

朝方は米国株高を受けた
買いが先行する展開となりましたが、
2万8,000円に載せた水準での戻り売りが重く、
伸び悩む展開となりました。

長期金利が上昇基調を強め、
株価指数先物軟調に推移したことも重荷となっています。

新興市場でも売りが重い展開が続き、
日経ジャスダック平均株価、東証マザーズ指数も続落して終了。

『海外』

6日午前の香港株式市場でハンセン指数は反落。

中国の不動産企業の債務問題への警戒が続き、
売りが優勢となっています。

『為替』

6日14時時点の東京外国為替市場で
円相場は1ドル=111円74~75銭近辺と円安に傾倒。

長期金利が日本時間6日午後の取引で一段と上昇し、
日米金利差の拡大を見込んだ円売りが優勢となりました。

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■明日の日本株見通し
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本日は値ごろ感から買われる場面も見られたものの、
後場にかけて売りが強まる展開に。

前日に押し目買いを入れた投資家も
含み損を抱える状況となっているため、
明日以降も一段の下値模索を警戒すべきでしょう。

岸田政権の政策に関する先行き不透明感や、
中国の恒大集団や電力不足の問題、
米債務上限問題などが重荷となっている模様ですが、
株価は最終的に企業業績に連動して動きます。

エネルギー価格の上昇や、中国景気の減速が
各企業の業績にどれだけ影響するか見極めつつ
割安と言える水準で冷静に銘柄を拾っていくことが
重要になる局面と言えるでしょう。

より良い銘柄を仕込んでいただけるように、
推奨を進めて参ります。

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■明日の予定
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『国内』

9月都心オフィス空室率(11:00)
8月景気動向指数(14:00)
日銀支店長会議で黒田総裁があいさつ
地域経済報告さくらレポート

『海外』

ノーベル文学賞発表
米8月消費者信用残高(10/8 4:00)

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■主要指数
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『海外』

・NYダウ:34,314.67(+311.75)

・ナスダック:14,433.830(+178.345)

・S&P500:4,345.72(+45.26)

・為替:111.69-111.70(+0.60)

『国内』

日経平均株価:27,528.87(-293.25)

TOPIX:1,941.91(-5.84)

・日経ジャスダック平均株価:3,925.14(-0.51円)
 
東証マザーズ指数:1,064.11(-14.02)
 

10月6日(水)幅広い銘柄に買戻しが先行する展開に。

 

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■10月6日 本日の見出し
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米国株高を受けて幅広い銘柄に買戻しが先行する展開に。
2万9,000円近辺での戻り売りの重さは意識されやすい。

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■本日の日本株概況
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おはようございます、Kanonです。

前日の米国株市場は反発。

主力ハイテク株にも買いが向いていますが、
長期金利も同時に上昇しており、
一昨日までと外部環境が変わったとは言い難い状況です。

短期的な売られすぎ感から
反発を狙った買いが入ったに過ぎない印象ですから、
上値での戻り売りには注意すべきでしょう。

日経平均株価についても、
値がさの半導体株を中心に似たような動きになりやすく
本日は買いが先行し、目先は2万9,000円近辺までの
戻りを試す展開が想定されそうですが、
同価格帯では戻り売りに押されやすい点に注意が必要です。

一方で、これまでの景気回復局面では、
相対的にパフォーマンスの低かった
サービス、非製造業が、経済活動の再開や
岸田新政権による景気刺激策を追い風として
持ち直し、相場の下支え要因となる期待が高いでしょう。

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■前日の海外概況
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『NYダウ平均』

5日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は、
前日比311ドル75セント高の3万4,314ドル67セントと反発。

9月の米ISM非製造業景況感指数が
市場予想よりも好調な結果となり、
米景気の底堅さを意識した買いが強まりました。

サービス業の経済活動が堅調だとして、好感されています。

前日まで大きく下落していた
主力ハイテク株にも軒並み買いが優勢で、
ナスダック総合指数も反発して終了。

『為替』

5日のNY外国為替市場で円相場は1ドル=111円40~50銭と円安に傾倒。

米国でインフレが加速するとの見方から、
長期金利が上昇し、日米金利差拡大を手掛かりとした
円売りが優勢となっています。

日経平均先物

5日のシカゴ日経平均先物12月物は、前日比275円高の2万8,175円と反発。

米国株市場の反発を受けて、日経平均先物にも買いが向いています。

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■本日の予定
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『海外』

ノーベル化学賞発表
米9月ADP全米雇用リポート(21:15)

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■本日決算発表
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ウエルシアHD、イオンFS、イオンディライ、壱番屋
MV西日本、MV東海、WNIウェザー、サーラ、ファンタジー
三協立山、カネコ種、ジーフット、サンデー、毎コムネット、
霞ヶ関キャ、天満屋ス、日フイルコン、GameWith

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■主要指数
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『海外』

・NYダウ:34,314.67(+311.75)

・ナスダック:14,433.830(+178.345)

・S&P500:4,345.72(+45.26)

・為替:111.48-111.49(+0.39)

『国内』

日経平均株価:27,822.12(-622.77)

TOPIX:1,947.75(-26.17)

・日経ジャスダック平均株価:3,925.65(-33.59円)
 
東証マザーズ指数:1,078.13(-25.80)

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■本日の注目銘柄
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・【2307】クロスキャット

DX推進のサポート体制強化に向けて経産省
「DX認定取得事業者」の認定を取得。

※こちらはアナリスト注目の銘柄で
推奨ではありません。
 

10月5日(火)インフレ懸念の高まりを受けて売り先行の展開に。

 

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■10月5日 本日の見出し
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インフレ懸念の高まりを受けて売り先行の展開に。
52週移動平均線の水準では押し目買いも。

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■本日の日本株概況
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おはようございます、Kanonです。

昨夜の米国株市場では、OPECプラスが減産縮小幅を維持すると伝わり
原油価格が上昇したこともあって
インフレへの懸念が高まり株売りが加速する展開となっています。

これから徐々に発表が本格化する決算では、
原材料高、仕入れ価格の上昇による
利益率の悪化見通しを示す企業が増加すると見られ、
織り込み一巡にはもう少し時間がかかりそうです。

原材料価格の上昇が業績の重荷になりにくく、
金利の上昇がバリュエーション面に影響しにくい企業に絞って、
決算発表前後での見直し買いに期待しての
投資を行うのが有効な戦略となるでしょう。

本日の日経平均株価は、売り先行後
52週移動平均線の位置します2万8,000円近辺で
下げ止まれるかが焦点となりそうです。

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■前日の海外概況
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『NYダウ平均』

4日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は、
前週末比323ドル54セント安の3万4,002ドル92セントと反落。

朝方に米長期金利が上昇する場面があり、
PER(株価収益率)が高く、金利上昇時に売られやすい
主力ハイテク株が下げを主導する展開となりました。

中国恒大集団を巡る不透明感や米連邦政府の債務上限問題も
投資家心理の重荷となっています。

ナスダック総合指数も反落して終了。

『為替』

4日のNY外国為替市場で円相場は1ドル=110円85~95銭と円高に傾倒。

欧米の主要な株式市場が下落したことで、
投資家が運用リスクを回避する動きを強めています。

日経平均先物

4日のシカゴ日経平均先物12月物は、前週末比1,150円安の2万7,900円と大幅続落。

中国不動産大手である中国恒大集団を巡る不透明感や
米政府の債務上限問題がくすぶるなか、
リスク回避の売りが強まる展開となりました。

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■本日の予定
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『国内』

10年国債入札

『海外』

ノーベル物理学賞発表
米8月貿易収支(21:30)
米9月ISM非製造業指数(23:00)

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■本日決算発表
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イオンモール、U.S.M.H、サンエー、
トーセイ、薬王堂HD、TSIHD、マルカ、
アオキスーパーフェリシモ

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■主要指数
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『海外』

・NYダウ:34,002.92(-323.54)

・ナスダック:14,255.485(-311.212)

・S&P500:4,300.46(-56.58)

・為替:110.94-110.95(-0.22)

『国内』

日経平均株価:28,444.89(-326.18)

TOPIX:1,973.92(-12.39)

・日経ジャスダック平均株価:3,959.24(-42.80円)
 
東証マザーズ指数:1,103.93(-27.13)

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■本日の注目銘柄
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・【4714】リソー教育

上期経常が黒字浮上で着地・6-8月期は70%増益。

※こちらはアナリスト注目の銘柄で
推奨ではありません。
 

10月4日(月)中国恒大集団が取引停止となったことを嫌気。

 

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■10月4日 本日の見出し
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買い先行も、香港市場で中国恒大集団が
取引停止となったことを嫌気して売りに押される展開に。

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■本日の相場概況
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『国内』
 
本日の東京株式市場で日経平均株価
前日比326円18銭安の2万8,444円89銭と続落。

朝方は前週末の米国株市場の上昇を好感して、
買いが先行する展開となりましたが、
米国の債務上限問題や中国景気の減速懸念から
上値は追いにくく、売りに押される展開となりました。

4日の香港市場で中国恒大集団などが
取引停止となったこともリスクオフの動きを加速させる要因に。

ただ、これは恒大集団の不動産管理部門である
恒大物業の株式51%を合生創展が取得する計画だという
関係者の話が伝わったことが要因だった模様で、
一時は下げ幅を縮小する場面も見られています。

新興市場でもリスクオフムードが広がり、
日経ジャスダック平均株価、東証マザーズ指数も続落して終了。

『海外』

4日午前の香港株式市場でハンセン指数は続落。

中国不動産大手の中国恒大集団を巡る懸念から、
朝方から幅広い銘柄に売りが優勢となりました。

『為替』

4日14時時点の東京外国為替市場で
円相場は1ドル=111円04~05銭近辺と円高に傾倒。

1日の米長期金利が低下し、
日米金利差の拡大観測が後退したことで
円には買いが優勢となりました。

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■明日の日本株見通し
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本日の日本株市場は買い先行も、
売りに押される展開となりました。

中国恒大集団に関するリスクが意識されたほか、

岸田氏が、金融所得課税の引き上げを掲げていることも、
投資家心理の重荷となっている模様。

ただ、マクロ経済の視点で見ると、
所得の再分配によって貯蓄となるはずだった金額が
世の中に出回るわけですから、
決してネガティブな面だけではありません。

また、バイデン政権を見ても分かるように、
新政権発足後すぐに増税に踏み出すことは考えにくく、
まずはコロナ禍で落ち込んだ景気を回復させるための
経済対策に動くと見られますから、
足元の懸念は行き過ぎている面があるでしょう。

今後は、本日誕生した岸田新政権が
実行力を持って「成長」と「分配」の経済政策を進め、
長期政権として安定できるかが焦点となりますから、
今月31日の衆議院選挙に向けて先行きを見守りたいところです。

相場全体としては、供給面が抑制されていることで
世界経済が停滞するのではといった懸念が
もっとも企業業績に関連してくるところだとは見られますので、
この辺りを慎重に見つつ、懸念感が一服するまでは
内需関連などを中心として買いを狙っていきたいです。

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■明日の予定
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『国内』

10年国債入札

『海外』

ノーベル物理学賞発表
米8月貿易収支(21:30)
米9月ISM非製造業指数(23:00)

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■主要指数
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『海外』

・NYダウ:34,326.46(+482.54)

・ナスダック:14,566.697(+118.115)

・S&P500:4,357.04(+49.50)

・為替:111.05-111.07(-0.21)

『国内』

日経平均株価:28,444.89(-326.18)

TOPIX:1,973.92(-12.39)

・日経ジャスダック平均株価:3,959.24(-42.80円)
 
東証マザーズ指数:1,103.93(-27.13)
 

10月1日(金)世界景気の先行き警戒感から軟調な展開に。

 

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■10月1日 本日の見出し
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世界景気の先行き警戒感から軟調な展開に。
為替が円高方向に動いたことも重荷。

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■本日の相場概況
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『国内』
 
本日の東京株式市場で日経平均株価
前日比681円59銭安の2万8,771円07銭と続落。

中国恒大集団の債務問題は
ハードランディングが避けられるとの見方が広がったものの、
今度は米国の債務上限問題がクローズアップされており、
景気鈍化を懸念した売りが優勢となりました。

長期金利の上昇が一服し、
為替が円高方向に動いたことも重荷となっています。

大引けにかけては日銀によるETF買いの思惑もあって
下げ渋る推移となって終了しています。

日経ジャスダック平均株価は続落も、
趙期金利の上昇を受けてグロース株に個別で買いが入り
東証マザーズ指数は反発しています。

『海外』

1日午前の中国・上海株式市場で、上海総合指数は反発。

中国国内の電力不足などを背景に
前日に大幅安となった反動で買いが優勢となりました。

『為替』

1日14時時点の東京外国為替市場で
円相場は1ドル=111円16~17銭近辺と円高に傾倒。

日経平均株価が午後に一段安となったことで、
株安と歩調を合わせたリスク回避の円買いが優勢となりました。

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■明日の日本株見通し
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国内での政策期待を追い風とした買いは一巡し、
中国の不動産会社の資金繰り問題や
電力不足による供給制約が経済の下押し材料として浮上。

米国では、債務上限問題を巡って与野党が対立し、
バイデン政権の掲げるインフラ投資法案の
成立が難航していることも不透明材料として意識されており、
株式市場は世界景気の停滞を織り込む動きとなっています。

国内でも人手不足が深刻となっており、
今後の経済活動への影響が懸念される状況。

供給抑制を要因とするコストプッシュインフレが
世界景気の重荷となっており、
株売り一巡後は落ち着きを待つような展開になりやすいでしょう。

勿論、2022年は政治イベントが多く、
現政権が対策を打っていくと見ていますから、
下値を慎重に拾っていきたい局面です。

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■月曜日の予定
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『国内』

9月マネタリーベース(8:50)

『海外』

ノーベル医学生理学賞発表
米8月製造業受注(23:00)
OPECプラス

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■主要指数
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『海外』

・NYダウ:33,843.92(-546.80)

・ナスダック:14,448.582(-63.859)

・S&P500:4,307.54(-51.92)

・為替:111.23-111.24(-0.64)

『国内』

日経平均株価:28,771.07(-681.59)

TOPIX:1,986.31(-43.85)

・日経ジャスダック平均株価:4,002.04(-27.88円)
 
東証マザーズ指数:1,131.06(+3.44)